実践!高校受験にセルフサイエンスをフル活用した最終章はいかに⁈
息子の高校受験が終わり、第一希望の高校から、合格通知をいただきました。
高校受験から解放され、この一年を振り返ってみると、意外と楽しかったかも⁉︎と思えたことが私にとっての収穫でした。セルフサイエンスを活用する中で得られた気づきが、辛い受験期間で終わらず、楽しさを伴うことができました。
今回は、前回書いた【実践!高校受験にセルフサイエンスをフル活用したら、どんな結果をもたらすか⁈】の続編をお届けしたいと思います。
感情に蓋をしない
高校受験期間は、正に思春期の真っ只中です。ただでさえこの期間は、ややこしさが伴うのに、
受験なんて…どちらか一つにならないものかと思っていました。
でも、ちゃんと意味があったのです。
成人を迎えるまでの間に、受験という刺激物があることにより、自分の感情と思考をブレンドする
という練習期間でもあったのです。これに気付かされてから、一つひとつの出来事から、
息子、私自身の感情をより意識して見つめることを大切にしました。
自分の内面に沸き起こった感情に蓋をせず、沸き起こった感情が、自分にどんなことを教えてくれようとしているのかを味わってみることで、表面に覆われていた感情の下に、別の小さな感情が存在することに気付かされました。
そして、小さな感情は、スルーしやすいが、実は自分の本心であることに息子自身が気づきました。
こうして、味わった感情を通して、自分が本当に望んでいることは何か?の問いに繋がり、
【うまくいかなかったら、またここから始めれば良い】という合言葉が息子自身を支えてくれました。
心配から信頼へ
受験生に寄り添う親御さんは、きっと同じ思いではないでしょうか…
心配ごとは、本当に尽きません。
心配ごとは、どこからやってくるのか…
心配という感情は、私に何を伝えようとしているのか⁈自分と向き合う中で様々なことが見えてきました。
心配の種は、一つではないということです。
掘り下げて細かくみてみると、自分が育ってきた環境や、環境で培われた価値観、自分の経験や、
未経験からくる恐れなど様々なことが絡み合っているようです。
ここで気付かされたことは、心配をしている時は、いつまでたっても息子自身を信頼できていないと
いうことでした。
心配に紐付けられる感情は、恐れや不安
信頼に紐付けられる感情は、安心や支え
心配をすることが、息子に対する愛情でもあると思っていましたが、私自身が使っていたエネルギーは、
恐れや不安だったのです。
心配と信頼は、相関性があり、
心配をすれば、信頼が遠のいてしまうことが分かりました。
そして、信頼にこそ本質を伴った愛情が存在することを知りました。
大人は未来あるすべての子どもたちのキーパーソン
息子は、受験期間において、家族以外のたくさんの大人に関わっていただきました。
特に塾の先生は、受験前日まで親身になって、励まし、寄り添ってくださいました。
こうした大人との関わりを通して掛けてもらった言葉の一つひとつが、息子の心に蓄えられたようです。
様々な人と人との繋がりを通して、自分が存在していることも大切な気づきでした。
受験は、合否が伴うため、今、ここが勝負みたいになってしまいますが、大人であるわたしたちは、
現時点も把握しつつ、子どもの将来を見越した関わりの担い手なのです。
私自身もこの受験期間を通し、様々なことを考える時にもなりました。
自分に子どもがいるとかいないとかでなく、職業柄でもなく、一人の大人として、何らかのかたちで
既に関わった子どもたちや、これから出会うであろう子どもたちに、影響を与えるキーパーソンになり得るという
ことです。未来あるすべての子どもたちに対する導き手でありたいものです。
全ての領域に必要なセルフサイエンス
感情は、どこかのお店に売っているものではありません。わざわざ手に入れる必要がなく、
産まれた時から一人ひとりが携えているものです。
感情は、今の自分の状況を教えてくれて、どのように進んだら良いかのヒントになり、
自分の味方となって目的地に導いてくれるものです。
自分が携えている感情を知り、感情と仲良くなることで、より賢く思考を働かせることができます。
賢く働かせた思考は、ダイナミックな行動へと導き、最終的に自分が望むことが得られていくのです!
これは、誰でもできることであり、自分の身体で起こすことができるのです
こうしたセルフサイエンス(自分を科学する)の学びは、どの領域にも必要で、ある意味人生における
自分の取り扱い説明書になるのかもしれません。
これからも、学びを継続しながら、新たな気づきの出会いを楽しみたいと思います!
児童養護施設の職員を経て、子どもの関わりにEQの領域が必須であることを実感。
現在、学童保育にEQプログラムを導入し、子ども達とワクワク感を体感中です。
すべての人が、 心から【だいじょうぶ】だと思える世界をつくりたいと願い、活動中です。