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実践!高校受験にセルフサイエンスをフル活用したら、どんな結果をもたらすか⁈

長男は、中学3年生です。あと半年後に高校入試を控えている正に、受験生です。
私が受験生だった頃、『受験生に遊ぶ暇は、ない!がむしゃらに勉強しなさい』と事あるごとに担任の先生に
言われ、《受験生=勉強》が自分の思いとは別のところで組み込まれていたように感じています。
しかし、そんな時代はもう終わりました。

セルフサイエンスを学ぶ者として、この受験シーズンにセルフサイエンスをフル活用したら、
きっと有意義な時を過ごせるに違いないという希望を抱き、息子とチャレンジしています。
今回そのレポートを書いてみようと思います!

未来に向かって生きていることを意識する

先日、アレンジャーズでもあり、DSSE認定者でもいらっしゃる、なかむさんが、『文化』というテーマで、
セルフサイエンスを活用したクラスのファシリテーションをしてくださいました。
心理学で扱われる『文化』とは、私たちの身近にあるような習慣そのものという意味合いがあるというお話
でした。クラス内で引用されたものとして、
《ある集団内に社会・集団の歴史を通じて築かれ、共有された、価値あるいは思考・反応のバターン》という
内容が共有されました。(北山忍(1998) 『自己と感情:文化心理学による問いかけ』より)

私が受験生の時に抱いた感情や、反応は、正に文化によってもたらされたものだったことに
気付かされました。
今でもはっきりと断言できるのは、決して心地よくなかったということです。
ならば、息子が経験する受験シーズンには、心地よさが伴い、しかもパワフルに前進でき、
さらに希望が得られたら…と思いを巡らせていました。

そこで、まず息子と一緒に行ったことは、
《人は、何の為に生かされているか?》という自分への問いかけでした。
日常生活を考えてみると、時間は、先にしか進まず、夜のあとには必ず朝を迎える、
雨のあとは、晴れるというように、人が未来に向かって生きられるように設定されているのです。

息子と再確認したことは、未来に向かって生きることは、希望を携えることであるということ。
その為に、自分が得たい目的には、どんな橋をかけていくか?という問いを皮切りに、
さまざまな言葉が見つかっていきました。
(見つかった言葉は、ブログ記事のトップ画像に掲載しました)

目的が定められることで、より意図的になり、これから目的に繋がる橋を渡るプロセスに、
意識が生まれていくことを感じました。
何よりも、このループをグルグルと発動させていくことにより、自分を目的地まで導いてくれることのイメージが、大きな励ましとなりました!

やってみたい思いは、自分が得たい目的地に導いてくれるもの

息子が見つけた言葉として印象的だったのは、《高校に入った後の16.1718才の自分のイメージ》
でした。息子が抱く未来の自分は、高校生になっても、今夢中になっているボウリングに力を注ぎたい思いも含まれていました。
《自分が何かに没頭できる》ということは、内発的モチベーションを稼働させていることであり、
この稼働を受験にも連動させていけば良いのだという、息子なりの策が見つかっていきました。

受験もボウリングも目的地に向かう方法は、同じであり、ボウリングの大会で意識する
『大丈夫、自分はここまで頑張ってきたプロセスがある》という思いを受験でも活かせるという
気づきと安心感が得られたようです。

やってみたい思いは、《やりなさい》では派生できず、《やってみたい思い》が主体的になれるのだと
感じました。

心地よくなくなったら、潔くマインドセット

【Not Yet まだできていないだけ】これは、【これからできるようになる】という希望を携えた、
スタンフォード大学で心理学の教授であるキャロル・ドゥエック氏の言葉です。
受験は、合否がつきもので、過去問を解いても⭕️か✖️で判定されます。
しかし、できていないことがダメではいことを息子には体感として得て欲しいという、私の願いが
ありました。
このことに触れた時に、受験期間中に行う、過去問や問題集に対する答え合わせは、
間違っていたとしても✖️で表記することをやめました。間違っている問題に対して一番大切なことは、
《理解できること》であり、色で区分けをすれば良いことだという結論に至りました。

《理解できること》に焦点が当たると、分からない問題でも、《理解したい》になるから不思議です。

その他、心地よいか、心地よくないかの自分への問いから、【無理をしない程度に頑張る】から
【無理をしていることに自分で気付いてあげる】に変化していることが、マインドセットを通しての
気づきだったようです。

週末は、リフレクトとスペシャルタイム

受験は、なぜ思春期と重なるのか…。時に腹立たしい感情に襲われます。
これが、第三者との関わりであればバランスが取りやすいものの、我が子という一番近く、
自分の、弱さも曝け出しやすい関係では、難しさが生じてしまいます。
しかし、人間は完璧にはなれないから、時にうまくいかなくても、そんな日もあるとし、
週末は、息子とゆっくりと話す時間を持ちながら、リフレクトしています。
こうした時間を設けることで、私自身の受験に対する気負いが半減していることに気づきました。

さて、半年後、どんなエピローグを迎えるのか、楽しみな部分とドキドキとが混在していますが、
セルフサイエンスをフル活用していこうと思います。

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