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2021年の終わりに

“変容していく学校現場”

2021年今年も沢山のチャレンジをした。その一つが、演劇教育の学校現場での実践だった。「頭と心と身体を」を繋いでいく、そんな試みを続けてきた。まだまだ課題は沢山だが、学校現場も様々なチャレンジをしている。新学習指導要領の中核となっている「主体的で対話的で深い学び」の実践、手探り状態は続いているが、大切なことは、子どもたちの学びの在り方の多様さについて、大人たち、特に保護者達が理解を進めていくこと、また学びの選択肢を増やしていくこと、こういったことが更に必要になってくるのではないだろうか。既に不登校=不幸という図式自体が、旧態依然とした思考であり、学びの在り方はもっと幅広い、多種多様なものになりつつあると明記しておきたい。

演劇教育の場において、子どもたちには「頭と心と身体」をコネクトする実践を意識しているが、来年以降は、特に「心と身体をコネクトしてから、生まれる言葉」を更に意識していきたい。感情と思考のみに目がいってしまいがちになるが、そこに身体も加わってこそ、「人間の人間たる所以」と呼ぶべ取り組みになるのではないか、と思っている。

”EQと演劇教育を一体化する”

EQと演劇教育を連動していく、その可能性とチャレンジについては、以前も「EQとドラマエデュケーションの未来」というコラムをシックスセカンズジャパンのレポートで書いた。来年以降は、演劇教育実践の中で、EQをどのように活用しているのかを具体的にお伝えしていきたい。実践の中で実践している一つに、問いの立て方がある。子どもたち何を考え(What)、なぜそう思い(Why)、どのように行動するのか(How)、このアプローチは、欠かさず取り入れ、TFA(Think,Feel,Act)の構成でプログラムを組んでいる。

”大丈夫じゃないときも、大丈夫な場づくり”

DAIJOBUの活動も来年半ばで、丸二年を迎える。定期的なクラスを設けていることで、継続的、段階的な学びの場になってきている。こういう活動を継続することの難しさは、誰しも感じているところだが、DAIJOUBUメンバーの誠実で、謙虚な姿勢、学びを深めていこうという向上心、モチベーションの高さに支えられている。定期的な実践の場として、アレンジャーズネットワーク というものがあるので、こちらをぜひご活用いただきたい。

2021年一年の感謝と共に、来年、更に学びを深めることを宣言して。どうぞ良いお年を!

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