開催報告 |9月14日(火)Morning TEA TIME「ありがとうでしょ?」
毎月第3火曜日朝10時からは、Morning TEA TIME、今回は「ありがとうでしょ?」という言葉をテーマに、ひろ先生が担当しました。
今回は、普段つい子どもに言ってしまいがちな「ありがとうでしょ?」について、好きな飲み物を片手にみんなで90分間語り合いました。とても和やかな雰囲気で沢山のお話ができて、暖かい素敵な時間になりました。
今回の内容は以下の通り。
・チェックイン(今日の自分を表すものを部屋の中から持ってくる)
・Engage
゜「ありがとうでしょ?」と言ったエピソードの共有
・Activate
゜どうすれば、自然と「ありがとう」と言えるのか語り合い
・Reflect
゜この時間で感じたことや気づき、明日から実践したいことを共有
「ありがとうでしょ?」のエピソードの共有では、「ありがとうでしょ?」ではなく、「ありがとうでしょ!」と言っている場面に遭遇した話や、「バスから降りるときは、ありがとうございましたでしょ?」と言ったエピソード。子どもの友達が気遣いをしてくれたときに、「ありがとうでしょ?」と言ったエピソード(その友達の気遣いを認めてあげたい!)等々、色んな話がありました。 「とても大切なことだから、場面によってありがとうでしょ?」と促すことも大事だと思いつつ、やっぱり言わされるありがとうってどうなんだ・・・という葛藤が皆さん共感できました。
また、「ありがとうでしょ?」だけではなく、「ごめんなさいでしょ?」や「ごめんなさいって言っているから、いいよでしょ?」と他の言葉での経験の話も沢山でました。
どうすれば、自然と「ありがとう」と言えるかをみんなで語り合った場面では、実際に普段から自然と「ありがとう」っと言っていたら、自分の子どもたちも自然とそれができるようになっていたという経験談や、「ありがとうでしょ?」と求めるのではなくて、「○○君のおかげで助かったよ。ありがとう。」とこちらからありがとうの言葉を投げかける。そのために、「ありがとう」と言える行動を見逃さずにキャッチするといった話がでました。また、普段から、子ども接するなかで感情の言葉をたくさん使ったり、感情表現をすること、感情を振り返ることをすることも、感謝の気持ちから自然と「ありがとう」に繋がるのではという話も出ました。これらの話の中でやはり、つい無意識に教育に即効性を求めてしまうことがあるなと自分自身思いました。この自然と言える「ありがとう」もできるようになるのには、長い時間が掛かると思います。そのことを改めて認識して、それを受け入れて気長に焦らずやっていくことが大切だと思いました。
話の中では、「ありがとうでしょ?」の背景にある日本の教育や文化にまつわる話や、「ごめんなさいでしょ?」や本人は許していないんだろうけど、「いいよでしょ?」と言わせていいものかどうか…等々、関連してここには書ききれないたくさんの話ができました。
振り返りでは
・モヤモヤしていた部分があったけど皆さんと話をするなかで、そのモヤモヤが晴れて明日からどんな実践をしようか見えた。
・ワークではなく、自由に話をしていくなかで沢山の気づきがあった。
・6人の叡智が集まって多くの発見があった。
といった話がありました。TeaTimeではテーマに沿ってざっくばらんに、自由に話をしていくことで色んな発見や気づきが多くあると同時にとても楽しく暖かい時間になります。
次回は、9月24日(金)21時~Night Tea Time 「ちゃんとしなさい」です。Tea Time夜バージョンです。是非、ご参加ください。
金融機関での勤務や9年間の公立中学校教師生活を経て
現在は放課後等デイサービスで学習指導やSSTを行う
自分自身も、子どもたちも「自分らしく生きて幸せに」というモットーのもと
教育に携わっています