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親として、EQを学ぶということ。②

私がDAIJOUBUで最初のコラムを書かせていただいてから約1年が経ちました。DAIJOUBUの立ち上げに関わらせていただいて、でもまだまだEQ初心者の私で、私はコラムなんて書く立場なんだろうか、と自問自答しながら書いたコラムでした。

あれから一年、自分の内側に、小さいけれど、確実に成長を感じていることがあります。

それは、DAIJOUBUのメンバーがEQを学ぶシックスセカンズの学習哲学に「叡智は自らの中に」というものがあるように、子どもも大人も皆一人一人が内側に叡智を持った存在で、尊重すべき対象であるということがじわじわと浸透してきたことです。だから子どもたちに対しても、私が一方的に自分の考えで「命令」するのではなくて、子どもたちがどう思っているか、どう感じているかをずいぶんみられるようになってきた気がします。

子どもたちの叡智を信じる

例えば子どもたちが兄弟喧嘩しているのを見かけた時、以前の私ならば一方的に諭すことが多かったところを、今はそれぞれの気持ちにフォーカスを当てられるようになってきた気がします。この子はこんなことをして後味が悪くて、きっと自分でもよくないことをしたことがわかっている、だからその気持ちを味わわせて、どうしたら良いかを自分で考えさせよう、と思える余地ができました(毎回ではないですが💦)。
また折に触れて「今の気持ちはどう?」「心からそう思える?」と聞くようになりました。子どもたちが今それでよいかどうか、子どもたちはわかっている、と思うからです。
ちょっとした例で言うと、お小遣いで(親目線では)本当にいるの?、というものを買おうとしている時などもそうです。それでも買うというなら、子どもの判断に任せ、後から後悔したとしてもその気持ちを感じてもらえれば良いし、ハッピーだったらそれが子どもの幸せなんだと思うようになりました。
(多くの方には当たり前のことかもしれませんが、コントロール癖の強かった私にとっては成長なんです・・!)

幸せは「自分の手で」

最近これもまたじわじわわかってきたのは、EQって幸せになるためのものなんだな、ということです。自分にとって何が大切で、どんなことが好きか、なんて自分にしかわかりません。それをわかった上で、それを大切にするためにどんな行動が適切か、周囲との関係も含めて考え、選択できたら、本当に自分にとっての幸せを「自分の手で」実現していけるのではないでしょうか。

だから子どもたちが幸せになるためには、自分が本当は心の中で何を思っているのか、ふたをしたり、嘘をつくことなく素直に見つめた上で、自分で行動を選択していく、そんなことをできるようになる支援をする必要があるのだと思うのです。(それがEQを伝えるってことですね。)

とはいえ、まだまだ実践途上。
そうはいっても大丈夫?って不安になる時もあるし、気持ちに余裕がないとこちらの価値観や考えを押し付けてしまうこともあります。まだまだ経験や知識が不足している子どもにはつい「導いて」やりたくなるときもあるし、場合によってはそれが本当に必要な時があるかもしれません。こういうのはもう試行錯誤していくしかないんだろうなと思います。

EQで「年輪」というワークがありますが、苦労していた時ほど成長していることがよくわかります。
子育ては悩みも心配も尽きないけれど、おかげで私自身も少しずつ成長させてもらって、子どもには本当に感謝しないといけないなぁと思います。


こんな風にEQはじわじわ、自分の体感になってくるもの。一度ではピンとこなかったことが、後でなるほど!につながることもたくさんあります。DAIJOUBUは共に学びながら成長していく場です。毎月いろいろなイベントを開催していますので、是非お気軽にご参加ください。

次回イベントは10月8日21時~、大人のためのセルフサイエンスクラスです!

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