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開催報告|2月11日(金)大人のためのセルフサイエンス「優しさ」

今月の大人のためのセルフサイエンスクラスは「優しさ」をテーマに行いました。

私はEQと並んでチベット仏教をベースとしたマインドフルネス瞑想を実践しているのですが、その瞑想理論において「優しさ」は欠かせない要素となっています。一方最近のニュースを見ていると、第六波の影響もあってかますます人に余裕がなくなったり、疲弊したりしているような印象があって、皆さんと一緒に他者、そして自分への「優しさ」について考えてみたいと思いました。

▼当日の流れ
チェックイン:日本の都道府県や地方に今の自分を例えると
Engage:「優しさ」を体のどこでどんな風に感じるか
Activate:他者や自分につい厳しくしてしまうときはどんな時?&そんな時何ができるか
Reflect:(他者へ優しさを向ける最初のステップとして)自分に優しくするとは?全体振り返り

*クラスの構成や組み立て方、問いの立て方は、DAIJOUBUセルフサイエンスエデュケーター認定コースにて具体的に学んでいただけます

優しさはすべての人が持っている

「人に優しくしなさい」
とよく言いますが、優しさは決して無理やり作り出すものではなく、私たちがみんな初めから持っているものだと仏教では考えます。その証拠に、赤ちゃんを見たら思わず微笑んでしまったり、傷ついた動物を見たら心が痛むものではないでしょうか。

クラスでは「優しさ」を感じる時のイメージとして、色であればピンクやベージュなどの暖色系、言葉であれば温かさ、緩む、リラックス、自信、などがあげられました。最近では携帯のメッセージから温かさを感じるので、目で温かさを感じる、という意見も出たりしました。

もともと持っているはずのこうした優しさを、私たちはどうして発揮できないのでしょう。発揮できないときはどんな時なのか、振り返ってみました。すると

・時間がない時
・自分に余裕がない時
・相手への想いが強い時

などがあげられました。

そしてそんなときどうすれば良いかについて考えてみると、「まあいっか」という気持ちや「自分に余裕を持たせること」が大事、等という意見と並んで、「自分には今余裕がない」と伝えることも時には必要では、という意見が上がりました。いつもいつも余裕のあるベストの状態を保っていることなんて、誰にもできないのですよね。

自分と親友になる

余裕がないことを伝える、というのは自分に余裕がなくてもだいじょうぶだよ、という自分に対する優しさともいえるのではないでしょうか。「自分に厳しく、人に優しく」とよく言う、という話が出ましたが、人に真に優しくするにはまず自分に対しても優しく(それは甘やかすという意味ではなくて)することが必要だと瞑想では学びます。

自分に優しくするにはどうするか、ということをイメージするために、「自分と親友になる」という表現をご紹介しました。クラスで、今の親友と親友になれた理由をお聞きしたところ、「良いところも悪いところも話せる」「自分をすべて肯定してくれる」といったことがあげられました。

私たちは自分自身に対し、普段そんな風に接することができているでしょうか。ついつい、自分にはダメ出ししてしまったり厳しくしてしまっていないでしょうか。

まずは身体を感じる

最後にティク・ナット・ハンさんの動画を見ました。どうやったら自分を愛せるか、という質問に対して答えてくださっているのですが、そこでは「マインドフルに呼吸をして体を感じることから」ということをおっしゃっていました。

クラスでも「心も体も疲れていると気づいた」、「思考はなかなか変えられなくても、身体が疲れていないだけでも良いのではと思った」「長年ため込んだ疲れがある」などのコメントが挙げられましたが、いつも一緒にいる自分の身体を、存外、私たちは十分にいたわってあげていないのかもしれません。身体に少し優しさを向けていたわってあげるだけで、周囲にももしかしたら少しだけ余裕をもって接することができるようになるのかもしれませんね。

だいじょうぶ、という言葉の優しさ

こうして優しさについて考えてみると、だいじょうぶ、という言葉にも優しさが詰まっているなと感じます。「だいじょうぶ!」「だいじょうぶだよ」なんて温かくいってもらえて、ほっとした経験はきっと誰にもあるのではないでしょうか。

私たちDAIJOUBUはいつも参加される方が「だいじょうぶ」と思える空間づくりを大切にしています。
これからも様々なクラスやイベントを開催していきますので、初めての方もどうぞ安心してご参加ください。

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