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親として、EQを学ぶということ。

DAIJOUBUではEQをお子さんたちに説明する際、「EQとは頭と心が親友になること」という表現をよく使います。

 一方私はというと、EQに出会うまで「頭」が絶大な力を持っていました。そんな頭が「心」を気にし始めた時、子育てでどんな気づきがあったのか、一人の母親としてちょっと恥ずかしい話ばかりですが振り返ってみたいと思います。


 頭が権力を持つと、「こうすべき」がとても強くなります。EQに出会う前、私はよくこれで子どもたちに接していました。

勉強はきちんとできた方がいい、
スクリーンタイムは短く、
ジャンクフードは避けるべき、
アニメのキャラクターの服なんて絶対着せたくない(苦笑)、等・・・。

 子どもの「心」はきっとそうでない意見を持っていたのに、そんな心に全然向き合うことなく、私の価値観を押し付けていました。

 こんなこともありました。
 イギリスに住んでいた時、ライオンキングのミュージカルに長女を連れていきました。長男と前に観た時は二人で感動した作品。それに「頭」いわく「本場ロンドンのミュージカル」、当然楽しんでくれると期待していましたが、見ているとさほどでもなさそう・・・。でも私は正直な長女の感想を聞く前に、「すごいでしょ、こんな貴重なのそうそう観れないよ」なんて言っていたのです(汗)。
 こんなことを母親に言われては、「そうでもなかった」なんて言えないし、そんなことを思う自分をダメなものとして封印してしまうようになるかもしれません。

 EQでは感情を知ることをとても大切にしますが、それは「こうすべき」(頭)の前に「こうしたい」「こう感じる」という気持ち(つまり「心」)こそが純粋な自分自身の声であり、それを知ることが自分を知ることだからです。上の例なら、ライオンキングは「楽しい(と言わなきゃ)」ではなくて「あんまりピンとこない」で良いのです。その上で、相手によってそれをそのまま伝えるかどうかはまた考える必要があるかもしれません。その時は「頭」の出番です。でもまずは自分の素直な声である「心」を知ること、これをなくして自分らしくはいられないのです。

 それなのに、上の例のように私は「こうしたい」よりまず「こうすべき」を考えることをたくさんしてきてしまっていました。これに気づいたときは本当にもう、罪悪感でいっぱいになりました。


「こうなってほしい」というのを手放し、
子どもがどんな時に何を感じるのか、
ジャッジを挟まず耳を傾けるということは、
その子の個性を尊重することだと思います。

わかっていても、出かける前など、忙しい時間などは特に、
そんな子どもの気持ちに寄り添う時間や心の余裕を持つことが難しいこともあります。

でもできることからやっていけば良いと思っています。

こうなってほしい、こうすべき、を手放したとき、
自分も自分自身の心ともっと仲良くなれます。
その過程が私はとても好きです。

DAIJOUBUでは毎月第4週の金曜日に無料のオンラインPOP-UPフェスティバルを開催し、誰でもできる簡単なEQアクティビティをご紹介しています。
お子さん向けのイメージが強いですが、実はこのアクティビティは大人にもとても良くて、先日教育者向けに行ったイベントでは多くの大人の方がアクティビティを通して気づきを得たり、「心」に触れることを体感してくださいました。

皆さんも、大人だけでも、お子さんと一緒でも、このミニPOP-UPで「心」に触れていく体験を一緒にしていきませんか。アクティビティの後は心がいつも、温かくなります:)

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