議員活動においてのEQ力
初議会の中で得た大きな学び
2023年4月23日(日)軽井沢町議会議員一般選挙にて当選を果たし、議員として初めて臨んだ定例会。これまでの人生経験では体験したことのない、大変学び多き時間を過ごした。44歳にして、右も左も分からない初めての世界。全てが新鮮で、新しいことを吸収しようとどん欲に過ごした時間だった。
町側が上程した予算についての議案審議についてはもちろんのことだが、多岐にわたるトピックについて、情報を収集したり、調査しなければならない。専門用語も多く、新任議員研修を経て、実に多くの知識を習得する必要に迫られた。自分の得意分野以外の領域に関しても、アンテナを張り、議論していかなければならない。日々実践、日々学びの連続だ。生半可な気持ちでは到底出来ない仕事であり、改めて身の引き締まる思いでいる。幸い諸先輩議員が、真摯で誠実な方々が多いので、環境にも恵まれてのスタートであることに感謝する日々だ。
初の一般質問という場
議会が始まり、初の一般質問に臨んだ。自分が町側に問うてみたいトピックを事前通告をして、準備する。事前通告の時点で、ある程度の情報は事前に伝えているが、やはり一般質問の場は緊張するものだ。舞台本番とも、ラジオの生放送とも異なる独特の緊張感。私は冒頭このように町側に伝えた。「この一般質問では、あまり否定、批判、非難と言う場ではなく、事実(エビデンス)に基づいた具体的かつ建設的な提案をしていきたい」その瞬間、緊張感が漂う、真向かいに座っている理事者たちの表情や雰囲気が緩和されたのを記憶している。
コミュニケーションを取ることの大切さ
「町と議会は、信頼とリスペクトが大切」町長が発信された言葉だが、私はこの言葉に強く共鳴している。日頃から行政側と、小まめに情報交換を図っていくと、不思議と人間関係が構築されていく。まさに共有すること、わかち合うこと、コミュニケーションの語源そのものが如何に大切かを感じさせてくれるのだ。行政、理事者たちはこういう人たち!と勝手にステレオタイプのように捉えて、憶測だけで、十把一絡げするような風習はいい加減終わりにしたい。新しい議会の在り方を私自身、一議員として提唱出来るように日々行動することを大切に考えている。対話をベースに、ともにつくるまちを実現するには、私自身が大いにEQ力を発揮して、実践していかなければならないと強く認識する今日この頃だ。まもなく次の議会が始まる。さて、次の議会は、どのような学びが待っているだろうか。
今週9月2日(土)午前9時からは『個を尊重するジェンダー教育とSEL ~”女らしさ””男らしさ”と”自分らしさ” 』特別クラスがあります。今回はSELの最先端の学校、米国シナプススクールにてSELのスペシャリストとして活躍しているKeiko Sato氏をゲストにお迎えし開催です。Keikoさんとの特別クラスは今回で6回目。日本では昨今「ジェンダー」についてようやく光が当たってきているように感じます。ジェンダーの切り口から、SELを活用して自分に・周囲に・身の回りに光を当てる時間としましょう。 日本の社会規範の中にいったいどんなジェンダー規範が含まれているのか、自分らしさにジェンダーはどのように影響を与えているのか? アメリカ・シナプススクールでのジェンダーに対する取り組みのヒントのほか、Keikoさんとモデレーターまわりーによるワークを体験しながら参加者同士で語り合い、ジェンダーSELと自分自身を探究する時間です。 ぜひご参加をお待ちしています。
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生きる力をつくる・はぐくむをコンセプトとした
Art-Lovingというアートカンパニーで、演劇創作と演劇共育を中心とした教育事業に勤しむ。
舞台演出家・演劇共育実践家・ラジオパーソナリティ(FM軽井沢)として活動中。