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対立に、共感力を活用する

4/15のセルフサイエンスクラスは『争いと、共感力』というテーマで開催しました。ギャラップの調査で職場における問題や離職の理由の75%が人間関係によるもの、というのは10年以上前から変わらないことですが、この2年、コロナ禍において、世界中の人の『共感力』『想像力』が著しく低下したことが世界最大のEQネットワーク・Six Secondsの調査でわかりました。。以前にも増して対人関係において難しさを感じている人が増えていることがわかっています。

反応⇒分断から、意図を持った対処⇒尊重へ

DAIJOUBUでは感情を活用した学びの形に則ったクラスをデザインしています。

チェックイン: ガーデンの絵をつかった、自分の状態チェックイン
Engage(導入): 超YES or 超NO!
Activate(メインの学び): 対立・争いの出来事を思い返す、取りやすい反応の傾向とベネフィット&コスト、氷山のモデルをつかい、共感力を用いた対立の分析、「対立x共感力」に関する調査研究データ
Reflect(学びと自分の結びつけ): ダライラマのメッセージ、今日の学び・明日から心掛ける行動

何か難しい局面や対立・争いを目の前にしたとき、脳科学的に私たちは3つの反応をとりやすいと言われています。それが、3つのF。Fight/Flee/Freezeの3つです。当日の参加者にその3つだとどの行動を選ぶ傾向があるかアンケートを取りました。

このアンケートの前に行った超YES・超NOという楽しいウォームアップを通じて、いま世界では、とっさの反応から分断が生まれやすい世の中になっていることを体感しました。SNSはまた分断を生みやすい媒体であることが明らかにもなっています。

この日参加したメンバーは硬直する、を選んだ人が多かったです。戦う人たちへのみなさんの興味もまた面白かったです。

ここからワーク・振り返り・分析を繰り返していき、それぞれに自分自身の解決が難しい・あるいはすぐに出くわしてしまう対立のエピソードをテーマにしながら、自分の中にあるものを棚卸して、参加者と共有して共感したりハッとしたりして、いろんな角度から自分の体験を浄化させるように整理していきました。

対立を積極的に解決するも、距離を置くも、意図があるならばそれはEQ

この日も深く複雑な問いばかりの中で、たくさんの発見が聞かれました。

すべての対立に対して積極的に臨むのはとてもエネルギーのいることです。時には、あるいは関係性の目的に応じては、距離を置く、を選択することもまたEQを発揮した結果です。無暗に反応するのでなく、起こっている事実をフラットに把握し、何に自分がどう感じているのかを俯瞰したら、どの行動を選ぶか判断する。共感力を活用して相手にも思いを馳せることは、ただ自分のすべてでその争いの痛みを浴びるのとは違い、思考を使うことによってそれを少し和らげることにもなります。

まずは聞くこと、でも聞くより前に、自分としてどっしり立つこと。対立の処方箋は、本質的な対話

「対立x共感力」に関する調査研究データはあいにく参加者限りの共有でこちらでは掲載できませんが、ダライラマのメッセージはYoutubeでも見ることができるため、まとめの意訳をこちらにご紹介します。

意義のある本質的な対話には、前提として、異なる視点と、尊重が必要とのこと。

違う、ということは大前提です。私自身アメリカに来てからやっと、違うこと、だからNOならNOと言っていいこと、というのをやっと体感し、もうすぐで1年になる最近ようやくその感覚が染み込んできました。

出会う瞬間まで、出会った後も一緒の空間を共有していない間、あるいは空間を共有していても、それぞれ違う体と心と頭で生きているので、見えないこと・わからないことはあって当然で、むしろその方が自然です。お互いが違うこと、は面白さであって、それでも見つかる共通点が、また一層喜びを生む。ただ、自分と異なる人と対峙するとき、自分がゆらゆら揺らいでいるとそのまま聞いたり受け取れなかったりします。だからまずは、自分をどっしりと構えること。心と頭と体をバラバラにせず、「1つの自分」であろうとすることから始まります。そのうえで、たっぷり聞く、対話をする。

対立を前にしても、やはりEQから始まるのだなぁと、クラスを終えて改めて実感しました。

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ご参加くださったみなさま、参加を検討くださっていたみなさま、ありがとうございました。
DAIJOUBUでは毎月定期クラスを複数開催しております。
DAIJOUBUアレンジャーズに参加すると、毎月1000円で参加し放題です。
ぜひ心と頭のヨガ、自分自身を立ち止まって振り返るセルフケアの時間に、ご参加下さい。


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