人生はマラソンのようだ…
先日、セルフサイエンスクラス「自分軸」を行いました。その中で、マラソンに例えたワークを実施して様々な発見や気づきがありました。
初めて参加したフルマラソンにて…
ワークの様子の前に…なんでマラソンのワーク?といったところなのですが、きっかけは私が初めてフルマラソンに参加した事でした。練習期間は2ヶ月ほどだったのですが、完走はもちろん、4時間切り(サブ4)を目指しました。サブ4は日本全国の市民ランナーの上位20~30%だそうです。元々サッカーを社会人でやっていたことや、長距離も得意だったので自信がありました。
ちなみに、マラソンのペース配分のタイプには大きく3つあります。
・イーブンペース→ずっと同じペースで走り続ける
・ポジティブスプリット→最初は早めのペースで貯金をつくって後半落とす
・ネガティブスプリット→最初は遅めのペースで後半ペースを上げる
フルマラソンでイーブンペースはかなり難しいので、私はポジティブスプリットを選択しました。
初フルマラソン。走りながら感じたこと…
実際に走ってみると、最初のペースは予定通り。20㎞付近では、多くの人を抜かしながら予定のペースより少し早いくらいでした。私は「30㎞までこのくらいのペースで押して、それ以降はゆっくりといこう」と考えていました。そして、30㎞に到達したころ…ペースはかなり落ちて余力が残っていなく、それ以降は走れずに歩いてしまいました。歩いている間に今まで抜かした人達にどんどんと抜かれてしまいました…そして、34㎞でリタイアです…典型的な調子に乗った初心者ランナーでした(笑)
なんだか、最初はいいペースで…というかちょっと無理をしてペースを上げて多くの人を抜かしながら、最終的にはペースが落ちてその抜いた人達に抜かされて…調子が良い時と悪い時もある…なんだか人生のようだと感じました。
人生をマラソンに例えると…
そこで、先日のセルフサイエンスクラスで人生をマラソンに例えて振り返ってみました。
このようなフレームを使いながら、
・それぞれの区間でのダイジェスト、将来の区間で起こしたい出来事
・あなたを沿道やテレビで応援している人はどんな人たちか
・応援している人たちはあなたを見て何を感じるか
・ゴール後のインタビューで「皆さんに伝えたいことはありますか?」と言われたらどんな言葉を残すか?
を振り返っていきました。
良い、悪いではなく、意図的なペース配分という見方
皆さんでワークをシェアしてもらうと、まずマラソンのペース配分の話から、イーブンペースの人もいれば、オーバーペースの人もいて、十人十色といった感じでした。そして、先日のひろこさんのコラムにもあったように、人生を良いとき、悪いときで考えると、良い、悪いの基準が分からなかったりと難しかったり、しんどいと思うけど、ペース配分で考えると、様々な気づきがあったようでした。https://daijoubu-eq.org/column/2022/11/19/rest/
良い、悪いは意図的ではない結果も含まれるかと思いますが、ペース配分はすべてが意図的です。イーブンペースでいくのか?ここは、ペースを上げるのか?ここは、ペースを落とすのか?そこに良い、悪いは無いと思います。
今はどのペースで行くべきか…マラソンでは自分のコンディションをよく知らないとより意図的にできないと感じましたが、人生も一緒で自分自身をよく知ることで、より意図的なペースは配分ができると感じました。
ゴール後のインタビュー。自分ならどんな言葉を残しますか?
マラソンには応援してくれている人がいます。人生も同じように周囲に色々な人がいると思います。意図的なペース配分で走っているあなたを見て、周囲が感じることは?そして、ゴール後のインタビューで伝えたいことは?
実は、私自身も考える度にまだぼんやりとしている部分があります。ですが、たとえ、はっきりとした言葉にならなくても、ふと立ち止まってこのようなことを考えることで、「自分軸」がどんどんクリアに、そして意図的な選択をすることができるのかなと思いました。
あなたなら、どんな言葉を残しますか?
金融機関での勤務や9年間の公立中学校教師生活を経て
現在は放課後等デイサービスで学習指導やSSTを行う
自分自身も、子どもたちも「自分らしく生きて幸せに」というモットーのもと
教育に携わっています