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シックスセカンズジャパン株式会社10周年記念企画EQカンファレンスに登壇しました

DAIJOUBUメンバーがEQの学びを継続している、シックスセカンズジャパン株式会社設立10周年記念に伴い、
EQカンファレンスが開催されました。テーマは、「成果をあげる人のEQの活かし方―Change-」

私は、《自分の人生をデザインできるEQ力-すべての子ども達が持っているEQの種》と題し、
学童保育にEQプログラムを導入してから見られた子ども達の変化、お子さんを通して感じられた保護者の方々の
変化について、事例を交えながらお話させていただきました。

【当校を開校した当初の子ども達】

当校は、横浜市都築区に拠点を構えており、地域柄、教育熱心なご家庭が多く、私学受験を望まれるご家庭が多いです。常に頑張る子ども達・・・
しかしその一方で、子ども達の様々な様子が浮き彫りになってきました。

・習い事でスケジュールがいっぱい
(私以上に忙しい子ども達・・・)

・出てくる言葉は「疲れた・・・」「面倒くさい・・・」

・将来なりたいものが、現実味を帯びてなく、アニメの世界のもの

・継続することより、端的にできることを好む

・出来るか、出来ないかを瞬時に判断し、出来ないと思うことには手を出さない

子ども達を取り巻く環境から見えてきた様々な課題に対して、EQの要素をいち早く届けたい一心で、
できることから始めてみました。

【EQプログラムに対する子ども達の反応】

★自分の気持ちは考えたことがない・・・
どのように答えたら良いか、想像力が働かない

★結果重視、結果に一喜一憂
やっと答えても、『先生、これで合っている?』の確認
『合っている』という自信がないと答えられない
『自由に発言する』ことに対する恐れが非常にある

★周囲の反応を伺う
答えに困ると『〇〇ちゃんと同じ』で逃れてしまう
みんなと同じ答えに安堵する

子どもは、本来【好奇心のかたまり】なのです。しかし、今の日本の教育は、この好奇心に様々な制限をかけて
しまっているのではないかと感じています。
ですから、とにかく【こうでなければならない】という枠組みからの解放をしてあげることの必要性を
感じました。

子ども達が抱えている現実を踏まえ、心と頭と身体のバランスの大切さを自分で知ることを意識し、
まずは学童が居心地の良い場所であるという、子ども達一人ひとりにとっての居場所作りから行いました。

【EQには、答えがない】

EQには、答えがないから間違いがない!

《自分にとっての心地よい空間づくり》
・自分が好きなことをすることで、個としての時間を確保できるようにした
・各ご家庭に対し、学童に入会する際、お子さんの得意なこと、好きなこと、興味を示している事柄の記載を
 お願いした
・時間の長さより、質が大切
 時間にして、30分を思いっきり楽しむことにより、子ども達は、好きなことができた満足から、
 明日はこの続きをしようと、時間をかけて作り上げる楽しみが生まれ始めた

⇒これにより、結果よりも結果に繋がるプロセスを楽しめるようになった

《感じることから始める》
・五感を使って感じてみる
 自分の気持ちを色に表すと何色か?
 物に例えると何になるか?
⇒学童の部屋にあるもので表してみる
⇒手で触り、何かを感じられるか・・・

・舌を使って4つの味を感じてみる
 甘味(砂糖水)・塩味(塩水)・酸味(レモン水)・苦味(薄めたコーヒー)を3つの方法で感じてみる
 ①アイマスクをして、鼻をつまんで感じてみる
 ②目で見て、鼻をつまんで感じてみる
 ③目で見て、臭いを嗅いで感じてみる
⇒それぞれ、感じ方にどのような違いがあったか? 
⇒どんな気持ちになったか? 
⇒最近の自分の気持ちを4つの味に例えるとしたら?

このワークのもう一つのポイントは、関係性ということです。
顔・体もそれぞれのパーツがあることによって補うこともでき、各器官の分野を発揮することができることから、
自分と他者との関係性の学びへ発展できるワークです。

【EQプログラムで大切にしていること】

★EQ Labo
 EQの要素を子ども達の心の深いところに浸透させる為には、
 子どもへワクワク感の醸成を行い、感じたことを大切に、
 学びを自分の実生活でどのように活かすの+1の発見をする。

★信じて待つこと 
 子どもは、必ずできるようになります。今、できていない領域があるとするならばそれは、
 できるようになる為の力を蓄えている時である。

★出来ない=ダメではない
 できていない領域には、意識を向けること
 《意》の漢字を分解すると心+音になる感情は、自分への大切なメッセージであり、
 自分で受け止めてあげること

★スタッフは、コーチでもある
 スタッフもチャレンジする後ろ姿を子ども達に見せること。
 失敗は、次のステップに繋がる大切な経験であることを実際の体験談や、
 失敗からた学びをどのように活かすかのフロー(試行錯誤の)を見せる
 その時々に感じた感情を言葉で伝え合う

【1年後の子ども達】

上記の取り組み内容を繰り返す中で、《こうでなければならない》の枠組みを取り外す体感ワークを沢山行いました。5月のGW明けには、枠組みから解放され、徐々に自分のカラーを持ち味とした自由な表現をするように
なりました。
そして、単なるHow toではない、本質を捉えたHow toを見つけ出し、実生活で活かすようになりました。

下記の内容は、子ども達一人ひとりがEQの種から、芽が出始め、花を咲かせる準備へと向かい始める
その成果です。

★時間をかけることに意味を見出す
 プロセスを楽しむ
★周囲への配慮
★Grit力が増す
★ポジティブチェンジ
行動変容
★自己効力感が高められ、自己肯定感が高くなった
学習面でも、成績が上がる
★チャレンジしたい!

【すべての子どもがもっているEQの種が自分の人生をデザインするEQ力へ】

EQこそ、子ども達が小さなうちからスキルとして身につける事ができたら…と模索しながら始めたEQプログラム
でした。

初めてのEQに対し、じっと私の言葉に耳を傾ける子ども達、初めての事柄に取り組もうとする子ども達、
自分の心の中を見つめようとする子ども達…こうした姿から、すべての子ども達は、EQの種をもっていると確信しています。

私は、この種に向かって様々なアプローチを行い、EQの種を育てたい!!
それは、この種がEQ実践モデルである
【知る Know yourself:自己認識】
【選ぶ Choose yourself=自己管理】
【活かす Give Yourself=自己方向づけ】の3つの領域を稼働させることで、
自己理解が深まり、自分に対するプロとなり、他者理解を深めることで、他者に対するプロとなり、
やがて真の価値あるリーダーシップを発揮することになるでしょう!!

EQ力で、自分の人生をデザインすることができたら、そのような人々が日本・世界中に溢れたら、
きっときっと素晴らしいパワフルな世界になると考えます。

その為に、楽しみながら学びを継続し、コツコツ積み上げていきたいと思います♪

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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