みんなの違いがパワフルになる

最近思う事、それは一人ひとりの【個】としての存在です。
感じ方・考え方・物事の捉え方・選択の仕方・生き方とそれぞれの違いがどんなパワーを生み出していくの
でしょう・・・

平均値というものさし

平均値・・、長男が産まれた時は、何とも思いませんでした。それは、出産後に普通通りに成長したからです。
娘が第２子として産まれ、1ケ月健診の際の平均値という位置づけに対し、とても考えさせられました。

1ケ月健診の身長・体重の計測後、成長グラフと見比べ、グラフの水準に
満たない場合は、栄養指導へというルートを辿りますが、正に娘は、このルートでした。
《何がいけなかったのだろう？》とこの問いが私の脳裏に焼き付き、自責の念に駆られたことを
鮮明に記憶しています。

でも、平均値には満たなくても、娘を【個】としてみれば、確実な成長があったのです。
ここで学んだことは、”平均値”とは、あくまでも”目安”だということです。

赤ちゃんが産まれてから、成長グラフ(身体面・心情面)の平均値。
学童期からは、これらのものに学力面での平均値が加わります。
中学・高校では、更に学力面での平均値に一喜一憂する時期でしょうか・・。
社会人以降は、平均的な年収・結婚適齢期・出産適齢期・寿命などなど。
産まれた時から、平均値とは常に隣り合わせなのかもしれませんね・・。

しかし、【個】で見た時、平均値では集約されない様々な違いが存在します。
その違いは、何を意味するのでしょう？
その違いを楽しむことができたら、認め合うことができるならば、
どのような世界が広がるのでしょう？
違うことで、どのような活力が生み出されるのでしょう？
このような疑問が、私の内側から溢れるのでした。

身近なもの、自然界が教えてくれている

顔のパーツがすべて違うこと、身体の各器官が異なるのは、それぞれの役割があるからです。

空の景色がいつも同じでないのは、ふと見上げた景色から癒しが与えられるからです。
そして、それぞれの季節、環境の変化を私たちに教えてくれるのです。

花に種類があるのは、私たちが一つひとつの花を【個】として楽しめるからです。
花の色の違い、香りの違い、ボリュームの違い(可憐かゴージャスか)を
私たちは、一つの心地良さとして感じているのです。

違うからこそ、繋がることでパワフルになる

一つひとつの違いが合わさった時、素晴らしい相乗効果が得られます。
例えば、味覚も目で見て、鼻で匂いを感じるというそれぞれの役割を果たし、
合わさることで、深い味わいが得られます。

青空に白い雲の種類、太陽、時には虹といったように、それぞれが合わさることによって得られる
コントラストがあります。

花も1本よりも花束にした時に、それぞれの色、香り、形状の違いが活かされ、素敵なアートになります。

これは、人も同じです。
顔の違い、身体の違い、性格の違い、得意分野の違い、考え方の違い、
感じ方の違い、選択の仕方の違いなどなど、これらの違いが【個】から
繋がることで、素晴らしいパワフルエネルギーが放出されると考えます。
その為に必要なことは、【個】としての違いを認め合うこと、受け入れることが大切だと感じました。

ですから、みんな違うことは、とても素敵なことなのです。
みんな違って大丈夫…。

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