見せかけの子育て
こんにちは。
夏休みも終わり子供たちが学校に行き始め、毎日お弁当を作ったり、真っ黒になった靴下を手洗いしたり、お誕生日会に連れて行ったり、宿題に付き合ったりと慌ただしい生活が戻ってきました。
そんな中、先日公開されたDAIJOUBUアレンジャーズSaoriさんが綴ったコラム「実践!高校受験にセルフサイエンスをフル活用したら、どんな結果をもたらすか⁈」を読み、ハッとさせられました。どんなことに気付かされたのか、そして何を感じ、どうしたいと思ったのか、今日はそれについて綴ってみたいと思います。
aoriさんの記事を読んで天を見上げた私
受験を控えたお子さんがいらっしゃるSaoriさんはご自身の受験体験を「心地よくなたった」と断言し、
”ならば、息子が経験する受験シーズンには、心地よさが伴い、しかもパワフルに前進でき、さらに希望が得られたら…と思いを巡らせていました。”
と綴っていらっしゃいました。
そしてセルフサイエンスを活用し、お子さんと質問や対話を重ねながら、様々なキーワードや展望、気づきを得ていらっしゃいました。
そんな記事を読みながら私は、
「あれ、私が子供たち一人一人とじっくり対話を楽しんだり、問いを立てて一緒に考えたりしたのはいつだったろうか…」
と、天を見上げてしまいました。
TO DO化された子育て
学校であったことを話したり、たわいもない会話をすることは日常にあっても、次の瞬間には
- 「食べたお皿下げてね!」
- 「今日のお仕事(担当のお手伝い)お願いします!」
- 「シャワー浴びる時間だよ!」
- 「宿題はいつやる?」
- 「あと30分でベッドに入る時間だよ!」
そんな言葉たちで埋め尽くされ、子供たちが帰ってきてから就寝までの時間を「TO DOをこなす」ように過ごしている自分がいました。
娘たち3人分のTO DO化されたことをやりこなし、怒号を飛ばさず、合間合間にencouragingな言葉を入れ、全部「ちゃんと」段取りよくできたら、「よし、今日はよくやった!いい日だった!」というような具合になっていたんです。
体裁を整える毎日
そしてふと気づくと、色々なことに対して”やること”/”終えること”が目的化し、やれば安心という毎日になっていました。
- 子どもが宿題を終えれば安心
- お手伝いをやればGOOD
- 勉強した事実があればOK
- 習い事にいってお稽古した事実が大事
中身がないのに美しいラッピングが施されたプレゼントボックスのような、体裁ばかりを整える子育てになっていたんです。
・新しい学年が始まって数週間、子供たちの心の中をじっくり見ようとしていただろうか。
・気持ちに寄り添うよう努力ができていただろうか。
・子供たちの顔を見てゆっくり話をする時間をとろうとしていただろうか。
全く自信がありません。
反省が空まわる
昨年度末、子供のレポートカード(成績表)を見ながら先生と面談し、来年は「こういうところはお家でもやっていきましょう!」「これを頑張りましょう」という言葉を受け、そして「ああ、もっとこうしておけばよかったな…」という反省や自戒の念もあり、今年度はスタートから少し気合いを入れ過ぎてしまっていたのかもしれません。
そしてその気合いが、本当に大事なものを見えなくしてしまっていたように思います。
見てくれだけのプレゼントボックスの中身
気持ちを置き去りにせず、たくさんの会話や対話を重ね、子供たちが気持ちを活用しながら生きれるようサポートをすること。さおりさんのようにセルフサイエンスを活用し親子の対話やコミュニケーションを楽しみながら一緒に成長できたら最高だろうなと思います。
そしてそんな対話やコミュニケーションこそが、外見だけ綺麗だったプレゼントボックスの中身をどんどん豊かにするのだと思います。
こう綴っていると、自分は子供たちとの対話を楽しみ、心を繋ぎながら互いに成長するような親子関係を築きたいとと心から願っている、そしてそれが出来ずにもがいているんだということに改めて気が付きます。そんな橋の向こう側を目指しながら、アクションを考え、でもそのアクションを取ることが目的化しないよう日々意識をしながら子供たちとの時間を楽しもうと思います。
ここでちょっとしたアクションプラン✨
- 1人1人とカフェデート。時にはそこで子供たちの状況に合わせた自分図鑑のワークをやってみる。(ワクワク!)
- 金曜日は夜更かししてもいいから一緒に布団に潜り込み夜な夜なトーク。(ワクワク!)
- スケジュールに余白を。一緒に何かを楽しむ時間に!(ワクワク!)
・・・・・
Saoriさんは最後にこんな言葉を綴っていました。
”週末は、息子とゆっくりと話す時間を持ちながらリフレクトしています。こうした時間を設けることで、私自身の受験に対する気負いが半減していることに気づきました。”
そう、ゆっくり話す時間を増やしていくことで子育ての気負いや不安はグッと減るような気がします。それはきっとプレゼントボックスの中身がどんどん豊かになるからこそなのではないでしょうか。
ラッピングはそこそこでもいいから中身のいっぱい詰まった子育てを目指していきたいなと思います♪
香港、サンフランシスコ、シアトル、ハノイと引越しを重ねながら3人娘の子育てに奮闘中。
子育てのつまづきをきっかけにコーチングに出会い、さらに、子供たちと向き合う中でEQの大切さを確信。
現在、コーチングでより良い親子関係を!EQで子供たちの生きる力を!を目指して
Mother’s Journeyを運営し子育てについて深め合う場を作りながら、
自らも日々学びながら子育てを楽しんでいる。