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すれ違いと、5つの愛の言葉~大人のためのセルフサイエンスクラス

Five Love Languages」(日本語では「愛を伝える5つの方法」)をご存知でしょうか?心理学者のゲイリー・チャップマンが書いたアメリカや世界でとっても有名な本です。昨年シナプススクールKeikoさんと開催したのセルフサイエンス特別クラスで少し話題に上がった際、知らない人が多かったこと、概念がとてもわかりやすいことから、いつか取り上げてみたかったテーマでした。新年最初の大人のセルフサイエンスクラスはこれに「すれ違い」を掛け算して、EQらしい、セルフサイエンスらしいクラスを開催しました。

心を満たす、への無関心は、致命的な欠乏につながってしまう

▼今回のクラスの流れ
チェックイン:年末年始自分の心を満たした食べ物&おせち
Engage:この人の心を満たすのは?&自分がしてもらうと満たされることを器に満たす
Activate:5つの愛の言葉の種類と、ラブタンク、贈る(giveの)言語と受け取る(receiveの)言語
Reflect:贈るときの言語とすれ違い、これを知った自分の今年をどう描くか

*クラスの構成や組み立て方、問いの立て方は、DAIJOUBUセルフサイエンスエデュケーター認定コースにて具体的に学んでいただけます

クラスでは5つの愛の言語の種類を紹介する際に、こちらの動画を視聴しました。

心を満たす、という日本語があり何気なく使っている気がしますが、この5つの愛の言語で考えるととても的を射ていて、人間はみんな「ラブタンク」を持っていて、それがからっからになって乾いてしまうと、自分には価値がない、どうせ自分なんて、と自己肯定感の欠如につながっていきます。このタンクを満たしておくことで、自分に価値があり、自分は存在していてもちろん良く、それだけでOKと自分を認められるようになります。

そのタンクを満たすための方法が、5つあるというのが5つの愛の言語の本質です。5つの方法ばかりが語られ知られている気がしますが、「心を満たすのには5つの方法があり、それは人によって違う」というのがこの著書の伝えていることです。

相手の心を満たす言語ではない言葉でどれだけ愛を伝えても、その相手の心(ラブタンク)は一生満たされない、という。ただここにもう1つポイントがあり、それが贈る言語・受け取る言語、という1人の中にも2つの言語を持ち合わせていること、これをそういえば、普段そんなに意識していないんですよね。

愛が伝わる「贈る言語・受け取る言語」と、すれ違いから見えた光

実際にご自宅にある器をいくつか用意してもらい、心を満たす行為を小さな折り紙に書いて、それを小さくして入れていくと、

  • 器の大きさ次第で簡単に満たされたり満たされなかったりする
  • 器も入口が小さいと、そもそも満たしにくい
  • 平皿だと動かしたらすぐに落ちてしまう
  • 透明の器ならよく見える

など、そもそもの器自体の違いも見えます。ワークと対話を繰り返しながら参加者から出てきたのは

  • 同じ自分なのに、贈る言語と受け取る言語が違う
  • 贈る言語の原動力が、「やってあげなきゃ」という義務感だったかもしれない、相手のためじゃなかったかも
  • 家族同士って難しい・・
  • 言語が違っても、その行動の本音や原動力次第では受け取れる
  • 尊重されていると感じられるかどうかが大切、放っておいてくれるのも大切な愛のサイン
  • すれ違っても大丈夫、わざわざピッタリ合わせようとしないで大丈夫
  • 自分で自分のタンクをまずは満たしたい
  • 違いがあるとわかれば肩の力を抜いて大丈夫、相手の言語に合わせて無理に贈ろうとしなくても大丈夫

また今回も、様々な洞察がありました。

5つの愛の言語は、あくまでも手段

今回5つの愛の言語を使って、90分という短い時間でしたが、ご自身の中をそれぞれに探索し、共有し合い、新しい自分の一面を発見したり、癒したり、こうしてみたい、と思えたり、多様な気づきがありました。

5つの愛の言語はラブタンクを満たすため、という性質もあって、タンクをどっちがたくさん満たしているか、どっちのほうが空っぽか、と「競争」になってしまうと、本末転倒です。

ご夫婦でも親子でも、先生と生徒でも、友達同士でも、関係の先の目的があって、そのために、お互いの愛の言語を認識し合って贈り合い受け取り合う。これがとても大切だなぁと皆さんの会話からも感じました。肩の力を抜いて、違いを楽しんで、自分のラブタンク・心の満たし方をわかって、いつもある程度満ちている自分を目指したり、満ちていないな~という自分を発見したり、そういう自分のチェックの方法の1つにぴったりなとてもセルフサイエンス的な学びとなりました。

今年も毎月、心と頭のヨガのように定期クラスを開催して、だいじょうぶが膨らんでいく場となれればと思います。ご参加くださったみなさま、参加しようと思ってくださっていたみなさま、メールや記事をご覧のみなさまも、いつもありがとうございます。


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