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妊娠がこんなに変わる!EQがもたらす6つのベネフィット

妊娠とEQ

現在妊娠37週のまわりーです。8年ぶりの第3子で、上の子2人を妊娠していた頃はまだEQについてどこかで聞いたことはある、程度でしたので、5~6年前にEQにぐんぐんとのめり込み始めてから体験している今回の妊娠にたくさんのポジティブチェンジを発見しています。このコラムではEQなしで妊娠していた前回・前々回の妊娠と、EQに日頃から意識的である上にDAIJOUBUの活動のおかげで継続的にEQに取り組めている今回の妊娠の間に見つけた6つの違いをお伝えします。

1)感情に飲み込まれず、観察的でいられる

自分に起こっている変化や状況に、とても観察的になれています。妊娠による心と体の変化はとてつもないです。また初めての妊娠であればプロセスのすべてが初めてなので、心身の心構えがただでさえ難しく、EQと出会う前の私は、心と体の変化や症状に、ただ飲み込まれ反応をしていただけでした。仕事もフルタイムでしていたので、自分の心身の波や切迫流産・早産で絶対安静と言われたりして時間がなくなってしまったり、周囲に迷惑をかけている状況が目に見えていると、いつもいつも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。このホルモンや物理的な変化はなかなかどうにもできません。が、EQがあると、とにかく自分の小さな変化がよくわかる。アップダウンはもちろんありますが、『あらら、ダウンしてるなー』というのがわかる。そして「私ちょっと落ちてるんです」と言葉にできる。「なんだか疲れてきてる、〇〇が原因かな?」「今日は体が無理できないって言ってるなぁ、横になっていた方が良いかも」など。EQのおかげで自分を知るということに自覚的になれると、早め早めに小さな変化に気づけるなぁというのを発見しています。

2)自分の機嫌・気分を自分で整えておける

DAIJOUBUでは「EQは1日にしてならず」とか「間が空くとEQ筋が落ちていくのが自分でよくわかる…」といった表現をよく聞きます。その通りで、魔法のようにパチン!とすべてが変わることはなく、一度学べばEQマスターです、ということはあいにく一生ないのです。そんなDAIJOUBUでのEQの学びの中に『自分の機嫌・気分を整えておく』というのがあります。感情は自然発生するので、〇〇が起こったら絶対に〇〇という感情を出すぞ!みたいに手を加えることはできませんが、もともとのベースを整えておくことによって、出てきやすい感情を変えることはできます。すると、日頃の自分の対処がうんとしやすくなる。ということがわかっている今回の私は、EQのおかげで得られた観察力といっしょに妊娠後に活用して、比較的心身健康です。たとえば、

  • 自分を甘やかそう♬と思って大きなシュークリームを1日1~2個食べていたらイライラモードになりやすかった⇒砂糖は基本的には控えておこう
  • 睡眠時間が6時間を切ると翌日怖い人になってしまい、ちょっとしたことで低い声で子どもたちに話してしまう⇒睡眠時間が8時間を超えるとほぼすべての出来事に微笑んでいられる
  • 空腹・睡眠不足・部屋が散らかっている、の3つが重なると大きな声で怒ってしまいがち⇒空腹に注意&よく寝る&掃除は小まめにしておくと、自分に安心していられる感じ
  • カフェインは良くないがホワイトモカを飲むと仕事や勉強をすごく贅沢な気持ちでがんばれる⇒助産師さんと相談して、週に1度エスプレッソショットを減らしたホワイトモカで仕事&勉強超集中デーをつくろう
  • とにかく私には眠りが重要なようだ、すっと心地良く眠りたい⇒好きな香りのボディクリームを首や肩に塗るととても寝つきが良い、などなど

3)優先順位をヘルシーにつけられるようになり、自分を鼓舞する&休ませるタイミングがわかる

EQとは心と頭をどちらも使って、本当に向かいたい先のために行動を選ぶこと。そしてその繰り返しのことです。そのおかげで、優先順位をヘルシーにつけられるようになり、事前のTODOやTOBEの準備が上手になりました。計画的なタイプというわけではないのですが、以前と違って、一番大切なことが何か、をわかっているのが大きいように感じています。以前は同僚のみなさんに申し訳ない気持ちが常にあって、申し訳ない気持ちとそうは言ってもどうしようもない気持ち、親切にされれば余計に申し訳ない気持ち、に飲み込まれていた感覚がありました。今回は、

自分の心身の健康が何よりも最優先。
なぜなら私が私らしく心身安定していれば、子どもたちとお腹の赤ちゃんが振り回されず安心してくれる気がするから

そのためには睡眠時間とエクササイズの時間、大好きな勉強・仕事の時間を確保しながら、日々の必要な家事ができるような1日のルーティンが必要

といった具合で、自分の軸で、目的とプロセスを考えて、それを実行してみています。ロボットではないのでルーティンを緩める「チートデイ」も土曜日に、とバッファを用意しています。本当はうさぎとカメならカメさんのように、歩みを止めずにコツコツと、というのに憧れもしますが、時々私はロケットに乗ってうわーっと作業に集中したいときがあり、それも心の健康(達成感や充足感)には大切なのでたまにはそれもOKと思うことにしたり。そうやって自分のスタイルを尊重しつつ一度がっつりと考えて自分のための計画を立ててみたことで、体を壊し過ぎる前に、そろそろ休んでおこう、というのもわかるようになったのはとても大きな収穫です。

4)パートナーや子どもたち、仕事仲間と、自覚的で視野の広いコミュニケーションが取れる

3で書いた、一番大切なことは何か、をわかっているのがここでも大きいように思いますが、本当に大切なことがわかればある程度のことは手放せるようになりました。「まぁいっか」が近くなって自分も楽になります。ですがもちろん疲れていたりお腹が張っていると理想の対応は全くできなくなってしまうので、そんなときは「ごめん、ママお腹がパンパンで苦しくてちょっとキレやすいからそっとしてて…気を付けて…」と言ったりも。こうして、心と体が難しい状態のときには実況中継してみるようにして予め家族に伝えるようにしています。以前の妊娠は離婚のプロセスの最中でもあったので余計にコミュニケーションが難しかったのはありますが、「コミュニケーション」をすごく難しく大変なものだと捉えていたように今になってみると思います。「今日どんな日だった?」も立派なコミュニケーションで、いま自分に起こっていることや、いまから自分がやろうとしていることのこちらからの実況中継も、大切なコミュニケーションの一部なんですね。相手の状況が「わかる」というのは安心・信頼につながります。

5)衝突の後、健康的なリカバリーができる

以前は溜め込んだり爆発したり、「どうしたらいいかわからない」「どうしたらいいか教えて欲しい」という気持ちでいっぱいで、リカバリーなんて発想すらありませんでした。いまはEQのおかげで手綱が握れている感覚があり楽になりました。ただEQマスターの道のりは長く、グローバルで共に活動をしている何十年と第一線で活躍しているような人であっても、『意識を向けること』をおろそかになどしません。『EQを活用することに自覚的であること』その姿勢がEQ活用の一番大切なパートです。すなわち、第一線の面々も含め、難しい日はあるのです。体が疲れていたり寝不足だったりすると、心の距離が近い人に対して悪態をついてしまうときもあります。「まぁいっか」が遠くなってしまい、つい「洗濯物しまっておいてって言ったじゃん!」「部屋片づけてって言ったじゃん!」などと言ってしまうことも。そんなときはしばらくして落ち着いてから「さっきはお腹が苦しくて余裕がなかったです、もっとこういう言い方が出来たと思います」と、素直に子どもたちやパートナーに謝ったりも。謝る際には「ごめん」だけでなく、せっかくなのでEQを使って自分を振り返り、<①そういう態度で表現してしまった自分の背景にはどんな状態・感情があったか、②次そういうことがあったらどんな言動が出来そうか>をセットで伝えます。

6)「ねばならない」から解放されて、自分を責めないでいられる

EQと出会うまで、それからEQと出会ってからしばらくは、母親だから、女性だから、メンバーの中で若い方だから、シングルマザーだから、などいろんな立場にまとわりついている「ねばならない」にがんじがらめでした。以前の妊娠中には、産休まではみんなに迷惑をかけないで働かなくちゃ、妻なんだから家のこともちゃんとやらなくちゃ、夫は仕事で物理的に無理だし上の子どものこともちゃんと面倒見なくちゃ、ワーキングマザーなんだから他のワーキングマザーみたいに迷惑をかけずに全部やりこなさなくちゃ、と心と頭がカチコチで常に緊張状態でした。だから、失敗をすればとっても落ち込んで「私は失格だ、最低だ、全然だめだ」としょっちゅう思っていました。今思えばとても悲しいことです。ところが、EQは動機や理由を自分の内側に戻してくれます。動機や理由が内側にあるということは、答えがまったく1つでなく、人の数だけどころか、その人のタイミングによっても多様な答えがあって当然です。また、EQは自分ひとりで意識して使い続けることももちろんできますが、時々チューニング的に、あるいは頭と心をほぐしたり、見方・捉え方の引き出しを増やすのに、グループで学ぶのがとても効果的です。DAIJOUBUのクラスでは、どんなタイミングの自分がどんな視点を共有をしても、だれも「えー」とか「うそー」など言わず、まったくジャッジせず、フラットに受け取ってくれます。だれも「こうした方が良いよ」「こうするべきだよ」とも言いません。自分事のポトラックパーティーのような心理的安全な場で行う、共有する・聴くという行動はとってもやさしく心身+頭に浸透して、狭くなっていた心と視野をふわっと広げてくれます。すると、視点や解釈は本当にたくさんあるんだな、相手も相手の正義の中で今はそうやってそのことを見てるんだな、私にはこれがどうしても大切なんだな、という風に「個」に目線がいくようになり、相手のことはもちろん、自分のことも責めないでいられるようになります。もちろんすべてがバラ色、ということはないですが、自分で自分に勝手にしていたジャッジで絶望しがちだった日々は、今回はほぼなくなりました。

EQで自分が整って、不安が小さくなった妊娠生活に感謝

いつも自信がなくて、不安で、怖いことが多かった8年前の妊娠とは全然異なる日々を過ごすことができています。心も体も、以前と比べたらとってもヘルシーです。グローバルのEQの仲間にもコメントを求めましたが、『妊娠していた頃にEQに出会っておきたかった!』という声が多数でした。#EQforExpectingFamily という取り組みもやりたいね、と言ってくれた仲間もいて、これから赤ちゃんを迎えるファミリー向けのEQの取り組みもとっても意義あることだなぁと実感しています。

「安心して、後ろめたさなど感じずに、伸び伸びと自分らしくそこにいて学べる――」そんなEQ・SEL・非認知能力のプログラムをDAIJOUBUではこだわりを持って、自信を持ってお届けしています。

あと数週間で訪れる私の出産を前に、DAIJOUBUは「すべての子どもに だいじょうぶ な世界を」届けられるよう体制のアップグレードに取り組んでいます。よりたくさんの方々が気軽に本質的なEQに触れられるように、新たなコースも新設予定です。ぜひぜひ、DAIJOUBUのクラスやコラムなどから、EQを体験して頂ければ嬉しいです。

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