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レガシー《受け継いだものから 受け渡す》

ちょうど2023年という新しい年が始まったあたりから、あるミッションが与えられました。
それは、仕事場での断捨離でした。物を整理することが好きな私は、『どんどん片付けよう!』と
意気込んでいましたが、物がしまってある扉を開いた途端にその意気込みが、瞬く間に沈下してしまいました。
物を通して伝わってくる、これまでの歴史や思い出の数々…、想像以上のものがどっと私の心に
飛び込んできたのでした。

パイオニア ランゲッジ スクールという英会話スクールを開校して、今年で42年。
私は、スクールの校長でもある母から、レガシーとしてどんなものを受け継いだのか?
じっくり考えながら、5月26日のTea Timeのクラスでもテーマとして扱ってみました。

思い出の品々には様々なものが吹き込められている

クラスのテーマに入る前におこなうチェックインでは、思い出の品を紹介していただき、
思い出の品を眺めたり、手に取るとどんな気持ちになるかを共有しました。
その後、数回にわたり、ブレイクアウトルームに移動し、ご自分の思い出の品物と、
伝えてもらった言葉を思い出しながら下記の内容をお話いただきました。

Q:誰かに言われた、印象に残っている言葉がありますか?そのエピソードについて
Q:思い出の品に対するエピソード

上記の質問から、さらに深堀りし、最後のブレイクアウトでのお話いただいた内容です。
Q:言葉と思い出の品には、どのようなものが紐つけられていましたか?

・言葉を伝えてくれた人のどのような部分に、印象付けられましたか?
・ 大切にしたい思い出には、どのようなものが吹き込められていますか?
・それらが自分に、どのような影響を与えているでしょうか?

~ご参加された皆さまからの言葉~
🍀人のためを思って伝えてくれた言葉には、温かいものが流れている。
🍀血筋というか家族の一本、ずっと流れていく、受け継がれていくものには、温かい優しい感情が存在する。
🍀思い出の品から、『自分が生きる』ことを受け取った。生きることに対して、見守ってくれているという
安心感。

🍀言葉が人の心に留まるのは、伝える人に気負いがない時、必死さがない時。 尖っていないから心地よく
心に浸透すると感じた。
🍀自分の願いから、受け取り、届けたいと思える。自分にとって、願うという人々の思いが私の心を動かすこと。
🍀自分が必死になっている時に、経験した人から語られる言葉に安堵した。

皆さまからの言葉を基に、母が私にどんなことを遺してくれようとしているのか
自分自身にやじるしを向けてみました。私が仕事場の整理の為に扉を開き、そこで見たものは、
中身のない透明な大中小のカードケースでした。ただの空のカードケースでしたが、そこに入って入っていたものが、実在するかのように記憶が蘇りました。

母は、日本の子ども達に、日本語だけでなく、英語でのコミュニケーションを通して、
自分の思いや考えを伝えられる楽しさの体験。また、今や世界共通語と言われる英語を用いて、
世界中の人々と繋がれる機会を作りたいという願いや思いに溢れていました。
開校当初、願いや思いの実現のために、体感できる教材にこだわり、その為に探し回り、
時に手作りで教材を作り、大中小のカードケースに納められていったのでした。

幼い時に見ていた母の後ろ姿が、長い年月を流れ、思い出の品を通して、ちょうどよい時
(自分のことで精一杯の時期から脱し、すこし余裕がもてる)に、記憶と共に母の大切にしたかった
思いや願いを受け取り、どんな時にも諦めず、できる方法を見つけながら、一本の道筋をだた進み
続ける母の姿を思いました。

このカードケースには、母の思いと願いと、42年という挑み続けた歴史があり、思い出の品には、
品物に関わった人の様々な思いが一緒に吹き込まれていることを知りました。

整理なんて、楽勝!と思っていた私でしたが、整理するとは、思い出の数々と向き合う時間でもあり、
言葉以上のものを思い出の品から受け取ったように思います。

オリーブの大木のように

先月、イスラエル旅行に行った友人が、一枚の画像をシェアしてくれました。
これは、樹齢200年以上にもなるオリーブの木です。

一般的にオリーブの木は、実を早く収穫するために、接ぎ木を行うそうです。
特に、古くなって実が付きにくくなった木に対しては、原木に新しい枝を接ぎ木し、最後に原木の枝を接ぐ方法でこのような大木になったそうです。
古くなって実を付けなくなった原木に、新しい枝を受け継ぎ、さらに今まで成長してきた
プロセスを受け継ぐことによって、また実を付け始めていくというのです。
このオリーブの木のように、最後に下記の問いで考えてみました。
Q:思い出の品や、ご自分が人から受けた言葉から、どのようなものを受け継ぎ、
自分からどのようなことを受け継いでいきますか?

~ご参加された皆さまからの言葉~

🍀ずっとずっと昔から受け継がれてきたこの温かいものを子どもにも(その先にも)渡していきたいな、
と思いました

🍀他人であったのに、家族になった夫や、その家族、私の両親家族もあっての自分
 私の次の世代、自分の子どもである娘へ、人類に流れている、大きな流れより温かい
 大きなものを渡せるようにおおらかに見守りたい

🍀自分が思い悩んでいた時に、経験した人からの言葉に救われたように今を生きる 若者が自分らしく
生きられるように、その人その人に必要な言葉を伝えていきたい

🍀私を大切に思ってくれている人の存在を確信しているからこそ、今度は誰かを大切に 思う自分でありたい

レガシーとは、誰かが亡くなった後に、遺された遺品を見ながら故人を偲ぶイメージがありましたが、
生きているうちに、言葉で《こんなことを受け取った》と言えることも大切で、幸せな時間であることも感じました。

自分が何かを手放すことは、時に手放す以上のものを与えている

今回、仕事場での整理を通して母から受け継いだ大切なものの他に気付かされたことがありました。
それは、とことんやり続けた先に、手放すということ。
今回、物の整理を私がやりましたが、これは42年間の中で、初めてのことでした。
普段は、母のテリトリーには触れられないという暗黙の了解があり、自分に関わることは、
自分で対応し、処理をしていました。

しかし、今回は『やらない』という放棄をしてくれたことで、私が母の思い出の品々にどっぷりと浸ることができ、言葉以上のものをダイレクトに受け取ることができたのでした。
何かを手放す時、時に勇気や寂しさを伴いますが、誰かがそれ以上のものを受け取れる行為だと
思いました。

母からの願いや思いをじっくり堪能し、私も次世代にどんなバトンが渡せるかを更に考えてみたいと
思います。

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