家庭内から学校まで、SELはどこでも学びにできる

なぜSELに取り組むのか―――子どもたちの未来のため、よりより世界のため

モデレーターのJoshのほか、登壇したのはアメリカで活躍するホリスティックプログラムを子どもたちに提供する団体と、全米の学校にSELプログラムを提供する団体のメンバーです。

それぞれに様々なきっかけがあり現在SELに取り組んでいますが、子どもの未来を思う気持ちは同じです。子どもたちがよりよく生きていけるように、世界から不要な争いがなくなるように、SELはひとりひとりに、自分で自分の人生を生きていく勇気と方法をプレゼントしてくれるとても長期的な効果をもたらしてくれる学びです。

自分の1日を気持ちと振り返られる投げかけを

1時間のライブストリーミングの中では、教室で、家庭で、子どもたちが自分の1日を気持ちと共に振り返ることが自然とできるような投げかけについていくつかアイディアが出ました。

子どもの年齢や、時間帯や、お互いの慣れ、などによって質問は大いに変わると思いますが、中でも私がいいな、と思ったのは、コメント欄で目にした「あなたを一番に笑わせてくれたのは誰？」です。シンプルで、同時に笑顔や感謝のあたたかい気持ちが想起されるような振り返りの問いは、ほんの少しの時間でも抵抗感なくできる会話だなぁと感じました。

ちなみに私が紹介したのは「今日の1日を動物で表すと？？」です。「うさぎー」「龍」「あざらし」など今まで我が子やセッションの中で聴いたことがありますが、「あら、何があってうさぎなの？」と聞くと、するすると1日を楽しそうに話してくれたりしました。小さなお子さんや小学校低学年にとってもオススメです。（大人数のクラスで行うときには、今日の1日に一番ピッタリな動物を思い浮かべて、せーので動物の真似をしましょう～！なども大盛り上がりです）

SELは全教科で、日々の暮らしで、活かせる

SELやEQの学びは脳科学・心理学と言われることがありますが、それだけだと言葉が足りないような、生きた、どの瞬間にも活かせる学びです。DAIJOUBUのメンバーや認定者では、全教科で活用できるとも話します。なぜならどんな学びも、暮らしも、感情がいつもここにあるからです。この感情といっしょに学んで、暮らしを豊かにする、それがSELです。SELは目的にもなりますが、SELのおかげで、あなたらしさやあなたの得意・好き・強みがより一層輝いていくものもあります。

アメリカは広いので州や地域には寄りますが、全米的に教育界で一般的で、保護者も耳馴染みがあるSELやEQ。今回のライブストリーミングでの会話を通して、日本でも全国各地ですべての子どもたちがSEL教育を当たり前に体感できる日が来るようにDAIJOUBUはコツコツ歩み続けていたいと改めて実感しました。

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