下がる〈大丈夫メーター〉
ベトナム・ハノイからこんにちは!
もう9月ですね!こちらは8月の中旬から新年度が始まり、子どもたちはひとつずつ進級し、それぞれに成長を感じます。毎日元気に学校へ行く姿を見ながら微笑ましく感じる一方で、私自身は「大丈夫メーター」がかなり【大丈夫じゃない】によっている状態に。何が自分を「大丈夫じゃない状態にしているのか」少し観察してみました。
マルチタスク
新年度に入り様々な変化がありました。大きな変化は、子どもたちの通うインターナショナルスクールでSchool Community Organization(以下SCO)のExectiveチームに入ったこと。簡単に言えばPTAの役員なのですがちょっと規模感や存在意義みたいなものが私が知っているPTAとは全く違います。3歳から18歳、60カ国以上の生徒が通う学校、そのSCOのExectiveチームとなると様々なイベント企画や運営、情報シェア、ファンドレイジングなど活動内容も多岐に渡り、その分、学校へ行ってミーティングをしたり、準備などにかかる時間も多く、新年度が始まってからほぼ毎日学校に行くようになりました。
さらに今年から長女がミドルスクールに上がったため、去年まではエレメンタリーのイベントやインフォメーションセッションに参加すれば良かったのが、今年からはミドルスクールのそういった集まりにも参加する必要性が出てきたのです。一方で、自分の仕事もあり、家のこともあり、子どもたちのこともあり、目が回るような毎日。楽しいことももちろんたくさんあって、決して「嫌だ」「苦しい」「辛い」という感情はないのですが、そんな山積みの毎日が私の「大丈夫メーター」を徐々に下に動かしてい来ました。
大事なものとの時間
そんなマルチタスクを抱えながらの毎日では、自然と「大事なものとの時間」が減っていきます。大事なものとの時間、それは子どもたちとのクオリティタイム。子どもたちが帰宅し(その時点で自分の仕事が終わっていない)、ささっとおやつを食べさせたら私は残りの仕事を片付け、それが済んだら夕飯の準備。夕飯、シャワー、宿題…とやっていくとあっという間に就寝時間。子どもたちとちっともゆっくり話せなかったな…それどころか何だか自分ピリピリしてたな…そんな日々が続いてしまい、これも私の大丈夫メーターをガクンと下げる原因となりました。また、子どもたちとゆっくり話す時間がなければ当然、実家の母や義母に連絡することもできておらず、そんな「できていない自分」を感じるとさらに大丈夫メーターは下へ…。
セルフケア
大丈夫メーターが下がっていると、目線まで下がりがち。ふと顔を上げて鏡を見るとそこに映るはフェイスラインの白髪が目立つ私の姿。あゝ最後に美容院に行ったのはいつだったか。ペディキュアも半分が素の爪の状態、お昼ご飯すらスキップする日も多くある今日この頃。世界で一番大事にしなければならない存在である「自分」をケアせず、蔑ろにしてしまっていては「大丈夫メーター」が上がるわけがありません。
今週末はベトナムの祝日(建国記念日)で4連休。半年前の私は今の自分の状態を予期していたかのように素敵な小旅行を予約していました。こんな私を慰めるように。携帯を切って、ゆっくりと呼吸をしながら過ごし「大丈夫感」を少しでも補充してきたいなと思います
手放すことを決めてみた
座ってふと考えると、それでも自分は体も健康で、周りに大事な人が笑っていてくれて、「大丈夫だよ」「大丈夫?」と声をかけてくれる人がいるので、根底の「大丈夫」のところは決して侵されていないと強く思うことができます。
駆け回りながらの毎日でもいいんです。自分の大丈夫メーターがちゃんと保ちたいところで保たれていれば。私はマルチタスクを起点に、そこから大丈夫メーターが下に振れる様々な要素が発生し、今の状態に陥ったのだと思います。
だからこそ、一度この「マルチタスク・様々な仕事」を可能な限り手放してみることにしました。散漫で、大事なものを大切にする余裕を失い、そこから自己嫌悪に陥るという「大丈夫感低下サイクル」を断ち切ろうと決めました。一度リセットして、自分の心が喜ぶことをもっともっとする、自分の心が燃えることをする、自分が本当に大事なことを大事にする、そんな生き方を今一度目指していきたいと思うのです。DAIJOUBUでセルフサイエンスを学んできた自分ならきっとできると思っています!手放してみた自分が何を思い、何を感じ、何をしたくなるのか、少し楽しみです♪
香港、サンフランシスコ、シアトル、ハノイと引越しを重ねながら3人娘の子育てに奮闘中。
子育てのつまづきをきっかけにコーチングに出会い、さらに、子供たちと向き合う中でEQの大切さを確信。
現在、コーチングでより良い親子関係を!EQで子供たちの生きる力を!を目指して
Mother’s Journeyを運営し子育てについて深め合う場を作りながら、
自らも日々学びながら子育てを楽しんでいる。