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自分図鑑 in 軽井沢を開催しました

7月27日、軽井沢にてDAIJOUBU初の自主開催による対面のEQイベントを開催しました。DAIJOUBUが設立当初から月1~2回のペースでオンライン開催してきた自分図鑑 powered by POP-UP Festivalです。

2021年に関西のイオンモール4店舗同時開催を行ってから3年、今回はDAIJOUBUとしての自主開催で、軽井沢町のたくさんの方々、DAIJOUBUを日頃より応援して下さっている寄付者のみなさま、来場くださった150名を超えるみなさまのおかげで大盛況のイベントとなりました。DAIJOUBUはミッションであるすべての子どもたちにだいじょうぶな世界をという宣言に根差して、無料開催で実施しました。

私まわりーがアメリカに移住してから3年経ち、ようやく初めての一時帰国をするのに合わせて、DAIJOUBUメンバーでこの春から準備を始めてきました。あっという間に7月になり、開催日が訪れて、振り返れば大学院卒業を含むいろいろなことの合間を縫うようにめいっぱい駆け抜けた数か月間でした。

https://youtube.com/shorts/MLqE-jzR67w
キッズサマーEQフェスティバル 自分図鑑 powered by POP-UP Festival in 軽井沢

7つのEQアクティビティをつかって自分図鑑をつくる

DAIJOUBUのEQプログラム『自分図鑑』とは、未だ誰も研究したことのない『自分』を、EQ・SELをつかって”自分研究”をし、プロセスや作品を図鑑として残していくプログラム

プログラムは世界最先端のSELの手法で、本格的なEQワークを使って自分を様々な切り口から見つめていきます。感情知能EQという力を育むことは、自分自身の心・頭・体のバランスを整えていくことに繋がります。なぜならEQは、自分を科学すること≒セルフサイエンスで、「自分」に目が向けられるようになるからです。

今回取り扱ったワークは7つ。

  1. 感情豊かなエモモンスターカードを1枚選びそのモンスターに名前を付けて、快不快強弱の感情マップに貼る、エモモンスター
  2. 今日の自分がお魚だったらどこに居たい?パーソナルスペースを探索するオーシャンゾーン
  3. 3つのシンプルな問いをつかって願いを叶えるプランを立てる、ゴールピザ
  4. 見えない部分には何がある?自分の潜在意識と出会う感情の氷山
  5. ひとりひとりには必ず光がある!自分の光で世界を照らすランタンづくりあかるくてらして
  6. 今日の自分の心の中にはどんな感情がどうやって存在してる?心のレントゲンハートぬりえ
  7. どんなときも自分の味方!自分だけの御守りを平面立体アートでつくるアレブリヘ

*これらのアクティビティは、自分図鑑/POP-UPフェスティバルのファシリテーター登録をすることでアクセス権が付与されます。使用の度にSNSやオンライン上で報告レポートなどを書くことを約束の上で、無料で50以上の世界最先端のEQアクティビティにアクセスいただけます。

来場者は入口にて歓迎を受けた後、教室の中に入って思い思いの順番でアクティビティを体験します。7つコンプリートした人も多数!そして何より私たちの予想を上回ったのは来場者数と熱量さることながら、滞在時間です。このプログラムを目的に来場くださった方々も、そうでないふらっと立ち寄ってくださった方々も、7つのアクティビティを各々の順番で真剣なまなざしで、夢中になって、あるいは本当に楽しそうに、じっくり体験しながら1時間も2時間もかけて体験している様子を見て、主催者冥利につきました。

を研究するのはたのしい!自分図鑑で体験できること、EQがもたらすベネフィット

自分図鑑は世界最大の感情知能EQのコミュニティSix Secondsというアメリカの非営利団体が2017年に始めたプログラム・POP-UP Festival (Six Secondsウェブサイト日本語ウェブサイト)を日本で開催する際の名称です。POP-UPフェスティバルは子どもたちが感情知能EQ(日本語では、非認知能力とも)を成長させ、持続可能な開発目標(SDGs)に向けて行動を起こすのをサポートするために、世界最先端のEQ教育チームが開発した遊び心たっぷりで有意義なワークやキットをSix Secondsが無償で共有し、学校の先生や保護者、習い事の先生やDAIJOUBUのような教育系非営利組織のボランティアによって無料のEQプログラムとして世界中で開催されています。

今回はイートンハウス・インターナショナルスクール軽井沢の場所をお借りして開催しました。豊かな緑の中にある素敵な空間で、工作とシンプルな問いでする「自分研究」はとにかくとても楽しい。

このプログラム自分図鑑で体験できるのは1+1はなんですか?のような絶対解のある問いではなく、正解のない、あるいは無数にあって自分で見つけられる・決められる、そしてその答えは自分の中にしかない、という自分を探求する時間です。

このEQプログラムがもたらすベネフィットは、自分自身の新たな一面の発見であったり、忘れていた自分の側面の再発見を通じて、自分を癒したり、愛おしくなったり、許せたり、自信を持てたりする、「自分自身とひとつになる」という実感です。自己効力感(自分には力があると信じられる)を育み、自分の人生への主体性を持つ力につながります。自己効力感がある、主体性を持っているというのは、自分の人生の手綱を、自分の手で握っている状態です。

子どもたちが、そして子どもたちを取り巻く大人たちが、そうして自分の人生の主人公になっていくことで、人としての強さとやさしさ、レジリエンスを育み、共感力を発揮しやすくなっていく(共感力は『あるーない』でなく、本来年齢問わずすべての人類に備わっていて、それを『発揮するかしないか』と考えています)。そんなベネフィットがこのプログラムにはあります。

そして私たち運営メンバーそれぞれもこのプログラムのファシリテーションを通じて目の当たりにする来場者のみなさまとのスペシャルな瞬間を通じて想像以上の学びがあるのが、EQプログラムの素晴らしさです。

見守るファシリテーションと、納得の横顔

DAIJOUBUの取り組むEQは、個々人の中にある光の美しさがそのまま輝くのをサポートしたいというマインドセットです。こうした方がいいよ、これが正解です、要らない感情は捨てましょう、だなんてことは一切言いません。方法は本人が何歳であっても自分の中から見つけられるし、正解は無数にあるし、要らない感情などこの世の中にないからです。私たちがするのは、プログラムの説明と質問だけ。あとはご本人が世界にたった一人の自分自身の中を探求するのを見守るだけ。私たちの信念やマインドセットが会場に漂って、見守る・夢中になるを楽しんでいただけたならば幸いです。

以下に、小学生ファシリテーターを含む運営メンバーからのコメントを紹介します。

エモ・モンスターを楽しそうにやっている子どもたちが、「自分がこのエモ・モンスターみたいになるときはどんなとき⁉︎」と聞かれるとじっくり考えながら自分の言葉で、「〜してるとき、〜されたとき」自分の経験と紐づけて振り返り話す様子がとてもよかったです。楽しみながら、ふと自分自身を振り返るいい時間になりました。(ひろ先生

滝さおり EQファシリテーター

汗びっしょりになりながら、自分と向き合う子ども、大人の姿を見て、やっぱりEQ、セルフサイエンスをすべての人に届けたい!!と心が揺さぶられました。(さおり

コロナ禍で始まったDAIJOUBUメンバーが一同に会した時間だけでなく、当日、自分にフォーカスを当てた7つのアクティビティに没頭していた子どもたちの姿が目に焼き付いています。どんなに世の利便性が高まったとしても、自己探究ほど面白いものはない、というひとつの証だったキッズサマーフェスティバル という場。こんな時間や場を、もっと学校の中に作れるよう、新たな目標を定めて行動していきます。(まんぼ

澁澤眞美子 EQファシリテーター

(どんな言葉かけをしようかと考えていましたが、逆に、)余計なことは言わないやらない。私の心が緩んだときにでた言葉や行動が人を緩ませて行ったのを実感しました。私の拙い絵を見せたら、そんなんでいいんだと、大人も子どもも緩んだのがわかりました笑。 『心を緩ませた時、人は大きく心を動かせるんだ』という体験を今回ファシリテーションを担当したアレブリヘの、自分へのお土産としたいと思います。来てくださった方々は 自分の欲しい能力を楽しく見つける方法を体験したのだと思います。完成した作品に説明文がついていたのが印象的でした。(眞美子

EQがコントロールや規律、数字で測れる成功のためでなく、好奇心や愛を中心にした文脈でこんなにもイキイキと届けられたこと、EQならではのシンプルだけど少し深い問いを投げかけられ、目をゆっくり上にやりながらじーっくり時間をかけて考えて、しばらくしてから自分の言葉で答える5歳ほどの小さなお子さんの表情や、お子さんの隣で自分も静かにEQワークに取り組むお父さんの書くペンのスピードなど、本当に忘れられない場面がたくさんありました。(まわりー

何かに挑戦する勇気は、だいじょうぶと思える安心感が土台にあるように、私個人は思います。大丈夫と思えるとき、人は強く優しくなれる。この自分図鑑が、たくさんの軽井沢のお子さんを中心とする来場者のみなさんに「自分のわかり方」「自分の研究の仕方」がわかる機会となっていたら嬉しいですし、いま振り返って、確かにだいじょうぶと感じられたな、安心安全な空間だったなと思っていただけたら、私たちにとって何よりのギフトです。

協力御礼

10名を超える方々からの寄付、
たくさんの方からのTシャツ購入、
株式会社チェリオ様からのドリンク提供、
イートンハウス軽井沢インターナショナルスクール様より場所のご協力を得て、今回の大盛況の開催が叶いました。

改めまして心より感謝申し上げます。

自分図鑑オンラインは、今後も毎月1回zoomにて開催

自分図鑑は毎月第4金曜日の夜に、オンラインにて今後も開催しておりますので、ぜひご参加ください。そこでは40分で1つのワークを対話ベースで体験できます。

今回のプログラムで親御さんともたくさん会話をさせていただきました!DAIJOUBUでは定期的に大人向けのクラスも開催しておりますので、ぜひご参加をお待ちしております。ヨガや筋トレのように、時々でも定期的に取り組んでいくと、「自分とひとつになる感」が安定していくのでオススメです。

DAIJOUBUでの次回の自主開催の予定はまだありませんが、このプログラムの開催や講師としての相談・依頼などございましたらぜひお気軽にお問合せください。この夏DAIJOUBUとして大きな達成感と学びを味わえたこと、とても光栄に思います。このコラムの読者を含む多くの方々のおかげです。感謝しています!

photo by たけちゃん

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