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体験入学から見えた思い込み

こんにちは。暑い夏がやってきましたね!皆様いかがお過ごしでしょうか。私は梅雨の始まりと共に日本に上陸し、夏の一時帰国生活を楽しんでいます。ベトナムの夏は36~38度が普通なので30~32度はむしろ涼しく、テレビや実家の両親が暑い暑いと騒いでいる横で、このくらい涼しい方だわ~と感じている今日この頃。「慣れ」というのはすごいなあと実感しております。

さて、この一時帰国中、今年も子どもたちが日本の小学校に体験入学をさせてもらいました。普段はベトナムのインタナショナルスクールに通う我が子たち。不安や戸惑いがありながらもクラスに飛び込み、学びを共にさせてもらいました。


長女の嘆き


普段とは違う内容・スタイルの学び。ついていけなくて当たり前!できなくても大丈夫!とにかくクラスに入ってどんなことをしているか体験しておいで!と送り出しました。しかし真面目な性格の長女は「ついていけなくて当たり前!」が通用せず、できない自分に苛立ちを感じていました。そして嘆くのです。「日本の学校は黒板を写すことばっかり!!写しただけで終わっちゃう!何も考えない!」と。おそらくそれは慣れない内容や、みんなと同じスピードで写せないもどかしさから出てきた不満でもあるのでしょうけど、ゆっくり話を聞くとそれだけではなく、板書を写す時間が長すぎることに対する不満や「これっておかしくない?」という彼女なりの主張がありました。

そう、ここは日本のマンモス公立校。彼女たちが通っているベトナムのインターナショナルスクールと同じような学び方が展開されているはずがないのです。じゃあ、板書を写すことが意味がないことなのか?、何をどう変えたらいいと思う?、この学校にあってベトナムで通う学校にないものは?、逆にベトナムの学校にあってこの日本の学校にないものって?そんな会話を展開しながら「学ぶ」ということについて話ができたことは彼女にとっても私にとっても非常にいい時間でした。

この子たちは日本の方が合っているのかもしれない?

子どもたちが日本の学校に通う姿を見て、ふと感じることがありました。それは「もしかしたら、この子たちは日本の方が合っているのかもしれない」という思い。今までそんなこと思ったこともなかった…いや、「そうであってほしくない」と、その思いに気付かぬふりをしていたのだと思います。

「海外生まれ海外育ちだし」「堅苦しい日本より海外の方がのびのび成長できるはず」「日本の学校はまだまだ一方的な学びだし」「海外(インター校)にいる方が楽しいに決まってる!」「我が子たちには海外(インター校)が合ってるに違いない!」そう思い込もうとしていました。

でも実際に日本の学校に通う彼女たちは、板書の件やちょっとした不満は出たものの、秒でお友達を作り、ワクワクしながら楽しそうに学校に行くんです。(特に長女!)こうして楽しそうに通う姿を見て、体験入学をさせて良かったなと思う反面、「あれれれれ?」と思う自分がいました。「馴染めなさとか、窮屈さとか感じない?え?日本の学校にバッチリ馴染めちゃってるの?」とちょっとショックにも近いような感覚を覚えました。

何を隠そう、私自身が日本に堅苦しさを感じていた張本人。千葉生まれの千葉育ち、世界に出たくてしょうがなかった若かりし頃の私は、中学でボランティア留学に出たのち、高校で1年留学をし、大人になって海外で子育てするという環境を与えられ、「我が子たちは日本よりもインターナショナルな環境の方が合っている」と勝手に決めつけていたのでした。

そう考えると、「これは自分が好きだったから子どもたちも好きだろう」「自分が苦手だったから子どもたちも苦手かもしれない」といった思い込みを持って子どもたちと対峙していたり、無意識のうちに思考や価値観の押し付けをしてしまっていることって少なくないのかもしれないなと感じます。良くも悪くも親の思考や価値観は子どもたちに伝わっているという前提に立ち、ニュートラルな視点を持って子どもたち一人一人にとって最適な選択をしていきたい、そう強く感じたのでした。


どこでもいい、日本を良くする人になろう!

私は彼女たちとゆっくり話をしました。日本の学校に変えてみる気はあるか、今後もインターに通いたいというならその理由は何か、など。そして私がこれまで日本や日本の教育に対して堅苦しさを感じていたところがあるけど、でもやっぱり日本が大好きで、より良い国になるように自分にできることをしたいと思ってることも伝えました。

海外で生まれ育った我が子たち。たまに帰ってくる日本は美しくキラキラしていて、彼女たちの目には世界一の場所に思えているように感じます。そんな彼女たち、今後どこで学んでもいい、どんな学校で学んでもいい。でもそんな大好きな日本をより良くする為に自分達に何ができるか、という問いを頭の隅に置いておいてほしい…そんな思いもそっとそこに置いてみました。


特別な夏

今年の夏はDAIJOUBUにとって、とても大切な夏になりそうです。もうすでにご存知の方も多いと思いますが今月27日、軽井沢にて対面イベントを開催!どんな出会いがあるのかメンバ一同とてもワクワクしています!

ドネーションのお願い

EQ・SELを1人でも多くの子どもたちに体験してもらうため、このイベントは無料で開催されます。皆様からドネーションに支えられるイベントとなりますので、ぜひをご協力をお願いします。

【A】寄付(1000円/3000円/5000円)|御礼メッセージ

【B】DAIJOUBU Tシャツ(3000円)|当日受け取り or 8月に発送

【C】定期クラス3回お試し参加(5000円)|2024年内の定期クラスドネーションの種類を組み合わせての購入も可能です。

ドネーションはこちらから

https://daijoubu-eq.stores.jp/items/667498a362289b0bdd4aa811

7月27日(土)午後1時からお待ちしています♪

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