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子育てのEQブリッジを架けていく

ベトナム・ハノイからこんにちは!

こちらはもう夏真っ盛り!そして我が子たちは本スクールイヤー終了を目前にし、気持ちはもう夏休み~という感じです。未来に楽しみがあるというのは今生きる活力になるのだなあ、なんて子供たちを見ながら感じる今日この頃です。

さて、今日はそんな子供たちとのコミュニケーションについて綴ってみたいと思います。

実はワタクシ、長女が3歳半になる頃、第一次子育ての壁にぶち当たり、そこで子育てコーチングを学びました。以来、子育てコーチングを取り入れた子育てを実践しつつ、コミュニティを主宰して子育てコーチングのワークショップや講座も開催したりしています。いつも感じるのはEQ筋と同じように鍛えようとしなければ、子育てコーチングも「衰える」「疎かになる」ということ。コーチングについて知っているし、まあまあ実践できているし、私の子育て大丈夫!なんて思って油断していると、たちまち雑な子育てになってしまうんです。せわしない日々の中、やることも立て込み、余裕がなくなるとなおさら悪化していきます。それが春先の私でした。

そんな自分に気づき、これはちょっとまずいと感じ、EQ✖️子育てコーチング強化月間を実施することにしました。「子供たちとのいい関係を築いていきたい」という漠然としたゴールに向けてEQブリッジを丁寧に架けていこうと行動した数週間。様々な行動プランを考えましたが、今日はその中の3つについて少しお話してみようと思います。

※EQブリッジ:現状を捉え、辿り着きたい未来に向けて具体的なアクションを重ね、現在と未来に橋を架けること。

自分がこの子なら私にどうして欲しいのか

まず一つ目に、”自分がこの子なら私にどうして欲しいのか”、を考えること。

これを日々の中で意識すると子育てはガラリと変わることを以前から実感していた私は、雑になっている自分の子育てフェーズを抜ける為に改めて、コトあるごとにこの言葉を自分に問いかけました。

「今私がこの子の立場ならお母さんにどうして欲しいだろうか…」

これを自分に問うことでありとあらゆる子育ての問いに自ら答えを出せると思っています。

子供がフラストレーションを感じている時

急いでほしい時

物事がうまくいかない時

学校で嫌なことがあって帰ってきた時

楽しくてワクワクしている時でさえも

こんな時、隣にいるお母さんにどうして欲しいかな…。

どんな言葉をかけて欲しいかな…。

自分がこの子の立場ならどうして欲しいか考え、それをやる。どんな言葉をかけて欲しいか考え、その言葉をかける。それをちょっと意識するだけで子育てはグっと丁寧になっていくと思います。

でもそれは「私が」して欲しいことであって、本当に相手がしてほしいことではないかもしれません。だから…

How can I help you?

二つ目は「How can I help you?」という言葉を大切にすること。この言葉は超パワフルです!子育ての中で魔法の言葉だと思っているくらいです(笑)

「How can I help you?」は、日本語だと「あなたのために私に何ができますか?」「何か力になれることはありますか?」そんな意味ですね。(ちょっと固い…)

海外暮らしが長いものの家庭内では基本的に日本語の我が家ですが、この言葉は英語のニュアンスが好きで英語で問いかけることがほとんどです。これを子供たちに尋ねると少し空気が変わる気がします。生活の中で指示や命令ももちろんしますが、でも子供の様子を見て何かがスムーズにいっていないようであればこの言葉を使ってみます。この言葉には「私はあなたを助けたいと思っている」「どんな方法であなたの力になれますか?」という寄り添いの気持ちがたっぷり含まれた言葉なんですよね。(たまにですが)夫が私にこの言葉をかけてくれる時はそれだけで救われるような気持ちになります。こんな言葉でさえも、雑な子育てをしていると一気に言う頻度が下がっていました。

膝を立てる

そして最後に体の動きから変えるというアクション。

膝を立てるんです。

子供と同じ目線に自分を持っていく。人は怒る時、相手を言い負かせたいという心理から上から見下ろす形になりやすいと言われています。つまりは、上から見下ろしている時は相手を怒りやすいし、言い聞かせようとしてしまうということ。だからまずは膝を立てたり、座って子供と同じ目の高さに自分を持っていくことってとても大切。なのでこれも、コトあるごとに実践しました。不思議と目線を合わせると雑な言葉がけが減り、気持ちに寄り添ったり、感情を大切にした質問ができる回数が増えたように感じました。

どんなに意識してもできない時もある

だって人間だもの。私たちは聖人でも仏でもありませんから、どんなに意識しても努力しても、丁寧に対応できないこともあり、子供にイライラを撒き散らしてしまうこともある。そんな自分も認めて、切り替えて、自分が謝るべきところは謝って次に進めばいい。

でもちょっとそれが行きすぎて「あれ、最近の子育て、見直した方が良くない?」と感じたら、辿り着きたい未来を確認し、そこに向けて自分を方向付けて少しずつでも行動することが大切なのかなと思います。

こんな偉そうなことを綴っておきながら上記の3つですら実践できているのはおそらく6割くらい。でも、それでもいいのだと思います。目指すのはBestではなくBetterですから!

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