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イライラ/もやもや/ネガティブ感情を消したいと思っているあなたへ ~2歳の娘が教えてくれたEQ力~

こんにちは、ゆかです。
皆さんはイライラしたり、むか〜っとモヤモヤしたり、いわゆるネガティブ感情(注)に吞み込まれて振り回され、疲れてしまうことはありますか?そんな時、一刻も早くその感情を消して、もう二度と
湧き上がらないようにしたい!と思うのではないでしょうか?

EQ/セルフサイエンスの学びの中ではよく、「全ての感情には意味がある。喜怒哀楽、全ての感情が
美しい」という言葉を聞くことがあります。今日は2歳の娘のふるまいから、不快な感情との
向き合い方を考えてみたいと思います。

※注
EQ/セルフサイエンスでは全ての感情に理由があるとどんな感情の存在も肯定することから、
ポジティブ/ネガティブ感情とは言わず、自分にとって快か不快か、その程度が強いか弱いか、で
捉えます。

それは、ある日の公園で。。。

ある日、2歳の娘と公園に行きました。
娘は大好きな車の乗り物を見つけ、大喜びで遊び始めたのですが、まもなく急に大声で泣き出しました。
車のハンドルの部分で指を挟んでしまったようです。遊具から下ろし、ベンチに座って泣きじゃくる娘を抱っこしてなだめました。しばらくすると娘は「うわ〜ん、え〜ん」という泣き声の合間あいまで「あのこ ぶらんこ のってるね」などと言い、周囲へと関心が向いてきて、落ち着いたように見えました。
私もほっと一安心し、「もう痛くない?また遊ぶ?」と聞くと、なんと、娘はぶんぶんと首を横に振り
「なく(泣く)!」とキッパリと宣言し、また「うわ〜ん、え〜ん」と大声で泣き出したのです!!

私は「えっ?!もう全然平気そうなのに、まだ泣くの?!しかもこんな断固として?!なんで?!」と驚いてしまいました。あなたならどう思うでしょうか?「なんじゃそりゃ?!もう痛くないんなら、さっさと泣き止めばいいのに!」「泣いてたってしょうがないし、早く機嫌なおして欲しいなぁ」など色々あると思います。

私はその時(内心驚きつつも)何も言わず、ただ娘を抱きしめ続け、頭をなでていました。
そしてふと、昔何かの雑誌で読んだコラムのことを思い出していました。

気持ちを切り替えるって、こういうこと?

そのコラムは確かこんな内容でした。「小学生の娘が道で転んでしまった。母親は心配してみていたが、子どもはさっと立ち上がり、砂を払って歩き出した。家に帰り、母は子に、なんであの時泣かなかったの?と聞くと、子は泣いてもどうにもならないと思ったから、と答えた。」

当時の私は、「気持ちの切り替えができるしっかりした子だなぁ」と感心したのを覚えています。
でもEQ/セルフサイエンスを学んだ今、もう一度振り返ってみると(もう痛くなくとも)ただただ泣き続ける
この目の前の娘も、実はとてもEQ力が高いのではないか、と思うのです。

私たちは学校教育や世の中から、頭/思考/論理ばかりを鍛えられることが多いようです。
「もう痛くないなら、泣く必要はないでしょ。いつまでもメソメソするのは良くない。大した事ないのに大げさに言わないの。泣いたってどうにもならないでしょ。」などなど泣き止ませるための理屈は
いくらでも湧いてきます。

でも大好きな遊具で楽しく遊んでいたのに突然痛い思いをさせられたことは、小さな娘にとって大きな驚きで、
痛いという恐怖、楽しい瞬間がかき消されて悲しい、なんで私だけこんな痛い目に?!
他の子は楽しく遊んでいるのに悔しい、などなどきっとたくさんの困惑する気持ちが湧きだした出来事だったと
思うのです。その行き場のない思いたちを無理に収めて、小さな心に押し込んで、
平静にふるまうのではなく、その感情たちを全身で放出し、思い切り味わい、受け止めている娘。

言葉にならない気持ちたちを取り出し、眺めて、味わうこと

EQ/セルフサイエンスの多くのワークを通じて、私は何度も自分の言葉にならなかった気持ちたちを
取り出し、眺めて、味わったことを思い出しました。理屈から考えると、ただそれだけのことに
何の意味があると言うのでしょう?でも私の心は、それによって確実に癒され、安心し、エネルギーがたっぷり
チャージされたのです。

しばらくえ~んえ~んと大きな声で泣いた後、彼女はけろりと元気を取り戻し、また遊びに走っていきました。
こうやって自分で自分の気持ちを存分に味わって、落ち着きを取り戻せるということ。
それは、本当はまだ心の中では動揺がくすぶっているのに、無理に頭の理屈だけでそれを押さえつけて表面の平静を取り戻すのとは、根底のところで、全く違う未来に繋がっていくのではないでしょうか。
不快な感情が押し寄せた時も、自分で自分のバランスをとれること、それはこれからを生きていくうえで大きな、そして確固たる自信に繋がるのだと、私は思うのです。

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DAIJOUBUアレンジャーズでもある、ゆかさんのコラムはいかがでしたか?
ご自身の日々の生活の中で、EQ力を活かしている一コマで、子育てをなさっているご家庭、子どもと関わるお仕事をなさっている方々には、あるあるな出来事として、リアルにイメージしながらお読みいただいたのではないかと
思います。
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