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”親子で一緒に自分図鑑”で得られたもの

DAIJOUBUが、主に子ども達向けに、
毎月隔週2回(第2・4金曜19:30~20:10)にお届けしているクラス
自分図鑑~powerd by sixseconds POP-UP FES~

2020年3月のコロナ禍にスタートし、今年3月で3年が経ちました。
毎月欠かさず開催し、アップデートを重ねながら、外部イベントを含めて開催回数は60回を超え、延べ500名以上にご参加いただきました。ここまで続けて来られたのは、参加し、共に場をつくり盛り上げてくださってる子ども達や大人の皆さんのおかげです。この場を借りてお礼を申し上げます。

第一回目から、私の隣で、この自分図鑑(POP-UP FES)の変遷や成長を見続けてきた当時2年生だった息子は、今年5年生になりました。身長も伸び、発する言葉も大人びて、時には反抗的な態度をとることも増えてきましたが、最近では、プログラムを一緒に考えてくれたり、デモや練習に付き合ってくれたりと、頼れる存在でもあります。

自分がクラス担当じゃない時も、可能な限り、親子で一緒に参加し、一緒に自分図鑑(POP-UP)のワークを毎月継続してやることで、どんな変化があったか、何が得られたかについて、振り返ってみたいと思います。

今回コラムを書くにあたり、息子に、「自分図鑑ってどうよ?」「ママと一緒にやり続けてどう?」を聞いてみました。(息子の言葉を意味がずれないよう確認しながら、読める文章に加工してます)

・単純に場が楽しい。
・自分図鑑(POP-UP)のアクティビティ(ワーク)が、いろいろ作りながらできるから面白い。
・友達だけでなくて、遠くの人や外国の人と一緒にできるのがすごいと思うし、楽しい。
・(お稽古事の)試合の時の自分の考え方のクセとかわかるし、自分の気持ちとか自分と会話することが慣れてきて意識できるようになった。(それが結果に結びつくようになってきた。)
・ワークでは、自分の気持ちを探っていくのが面白いし、「こんなこと思ってたんや」と気づくこともある。あと、他の人やママの気持ちとか聞けるのも面白い。
・ママは自分図鑑のクラスの時はやさしい

息子にとって、特にお稽古事への影響・効果を実感できていることが大きいようで、試合のたびに「やっぱりメンタルとか、気持ちのこととかって大事やな!」と話してくれます。息子の話を聞きながら、親子で参加しているからこそ、親子で参加したから、私が実感できたことを以下に挙げてみます。

①日常の中では気づけないお互いの感情がわかる・気づく

日々のルーティンや、普段の会話では知ることができない「ホントの気持ち」や「実はこう思ってた」をワークを通して知ることができるようになりました。いくら親子でも、お互いなんでも言い合える仲だったとしても、日常の中でゆっくりとそれぞれの気持ちを話す場はなかなかないですが、自分図鑑の安全な場では、安心して自分の中を見に行く作業ができ、親も子も「自分ってこんなこと思ってたんだ」「その時感じた感情をこのように受け止めてたんだ」について気づくことができます。
『さあ!あなたの気持ちは?』を突然ストレートに問いかけられるよりも、POP-UPの様々なアクティビティで、絵や色、創作作業を通して、遊びながら、楽しみながら、想像を膨らませながらワークを進めることで、いつの間にか、とても自然に、そして素直に気持ちを出すことができます。
息子だけでなく、繰り返し参加してくれている子ども達も、最初の頃は表現すること自体が難しかったり、わからないと言っていた子達が、回を重ねるごとに、素直に、その子らしい、時には大人がびっくりするような豊かな発想や言葉で自分を表現するようになりました。繰り返し体験をすることでの変容や柔軟性にはただただ驚かされます。

②定期的な調整の場になっている

2週間に1回のペースで定期的に自分を振り返る場として、自分自身や、子ども(家族)とも関係性の調整の場になっているように思います。
例えば、日常の中でどうしても起こってしまう親子喧嘩や衝突。
親・大人でも、忙しさや体調により、イライラ・モヤモヤ・やる気が起こらない等が当然あって、ついつい、子どもに対してきつい言葉を投げてしまったり、本気で喧嘩をしたり・・・。一旦その場はおさまっても、その時はお互いなかなか素直になれず、モヤモヤが残ることもしばしばあります。でも、次のタイミングの自分図鑑の時間で、それぞれが冷静にホントの気持ちを出すことで、「そっか、こんな言葉に傷ついたんだ」「ホントはこういうことを言いたかったんだ」をお互いが知ることが出来たり、自分はこういう時にこういう気持ちになったり、こういう行動に出がちなんだというパターンに気づくことができます。その結果、あらためてホントのごめんねが言い合えたり、次はこうしようと話し合えたりと、定期的にクラスに参加することで、前向きな関係の調整ができるなと感じます。

③対等の関係性を意識させてもらえている 

DAIJOUBUでは、大人のクラスも子どものクラスも開催する際、以下の3つのことを大切にしています。
①参加する 
②自分の中から見つける 
③誰にとってもだいじょうぶな空間をひとりひとりがつくる
これを参加している全員で大切にすることで、その中では、失敗も、間違いも、いいも、悪いもなく、安心して自分自身と向き合うことができます。もちろん、上も下も大人も子どもも関係ない。
親も子どもも一参加者として、同じワークを進める中で、子どもは子どもそれぞれの世界があり、それぞれが一生懸命自分と向き合い、毎日一生懸命頑張ってることを知ることができ、また、大人は大人で、うまくいかないことやモヤモヤすることもありつつもなんとか毎日踏ん張って一生懸命頑張っている。嬉しい!って思ったり嫌だなあと思ったりすることは、シチュエーションなどは違えど、みんな一緒だね!と思うと、年齢や役割を超えて、同じ目線で、今を、自分の人生を生きている一人ひとりとして、リスペクトの気持ちをもって、大人も子どもも一人ひとりみることができるような気がします。
「親だから子に対して◯◯ねばならない。」に縛られていたところから「”この子自身”をまるっと尊重し、この子の想いや感覚、時間そのものを大切にしたい」と思えるようになり、そうすると、自分の肩の力が少し抜けていく感覚にもなります。

”一緒に体験”するから見えるものがたくさんある!

先日の自分図鑑に参加した際、「今年やってみたいこと」というワークをやりました。共有タイムの際に見せ合いっこすると、息子が「わ!ママとボクと一緒のこと書いてる!」というので、よくみると、今年やってみたいことの中に二人とも「読書(本を読む)」を書いていました。
私は、読みかけて読了できていない本がどっさりたまり、今年こそは!今年こそは!と毎年思うものの、なかなか本を手にすることさえできないでいました。息子は、今年の担任が本好きの先生でいろいろ読んでみたいと思っていたらしく、2人の「やってみたいこと」が一致。お互いやってみたいことを特に話すこともなかったので、親子にとっては大発見!
そこで、2人で相談して【寝る前読書タイム】を実施しよう!と、毎晩、寝る前のわずかな時間ですが、テレビも消して、スマホも置いて、好きな本や読みたい本を読む時間つくることにしました。
私は家事や睡魔に勝てず断念しそうになるのですが(笑)、息子が率先してその時間を作って「ママ読書!」と誘ってくれるので、毎日わずかな時間ですが、本を手に取ることができています。親子で一緒に参加した自分図鑑で得られた発見が、行動に繋がった瞬間です。息子の発見のおかげで、お互い補完しあいながら親子の時間を楽しめてる気がしています。

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学ぶことについて、「自分(大人)はいいから、あなたがちゃんと(勉強)しなさい」「学ぶこと(勉強)は子どもの仕事」など、子どもだけにさせがちですが、そうではないとあらためて気づかされます。子どもから学ぶこと、気づかされることがたくさんあり、親子で一緒に体験する(学ぶ)ことの大切さや楽しさを自分図鑑を通して実感しています。これから思春期にさしかかり、いつまで一緒に参加してくれるかわかりませんが、今のうちに親子で楽しみながら一緒に学んでいきたいです。
子どもだけ、大人だけの参加ももちろん大歓迎ですが、お子さんがおられる大人の皆さんは、ぜひ一度、親子で一緒に参加して体験してみてください!毎月、第2・4金曜日19:30~20:10、メールアドレスを登録するだけで簡単に、しかも無料ですので、いつからでも気軽にご参加くださいね!

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