自分の人生をデザインする
たくさんの可能性を秘めている子ども達.…
すべての子ども達に、輝かしい未来が待っています。その一人ひとりの人生がどのように
彩られていくのでしょう…でも、それは大人も一緒なのです。
【すべての子ども達は、EQの種をもっている】
EQの種は、すべての子ども達が持っているものです。
大切なことは、大人が養い育ててあげることなのです。
子どもは,何か夢中になれるものがあります。その【好きなこと】を通して、
チャレンジすること、学び、感じること、創造性、忍耐すること、継続すること、
探求する楽しみ、方法の選び取りなどなど、そこには沢山の学びが存在するのです。
しかも、これら全部はEQ力に繋がるから凄いです!
こうしたEQ力を小さな頃から身につけた子ども達は、自分の良いところを活かしながら、
周囲の人々にハッピーウィルスを拡散していくようになります。
【成功要因の前に失敗体験を…】
私は、自己肯定感を高めるためには、小さな成功達成が必要だと思ってきました。
しかしある時、失敗に恐れている子ども達の姿を見た時に、
失敗に対する捉え方を見つめ直す必要があると思わされました。
失敗には2つの種類があります。
ひとつは、失敗しないためにしっかりと準備をし、本気で取り組んだ結果、
それでも失敗した場合。もうひとつは、成功のための準備を怠った結果、失敗した場合。
前者も後者も、「失敗」という結果には変わりはありませんが、
失敗によって得られる経験値は、両者で大きく変わってくるのです。
大切なことは、《自己の振り返り》です。
ここをなくして次のステップに進むことは難しいです。
失敗した時に感じた自分の本当の気持ちに気づいてあげる中で、
本当はどうしたいのか?という疑問符を投げかけてみること。
その際に抱いた感情が自分へのメッセージとなり、失敗を活かした次のステップに繋がる
プロセスを見つけ出すことができます。
このプロセスが、人生のデザインとして付け足されていくのだろうと気付かされました。
【心の傷も自分をデザインしている】
EQの学びをしながら、《心の傷》に対し、希望が持てる捉え方はないだろうか…と
ずっと考えてきました。
私自身の人生を振り返る中、ある事実がありました。
悲しみ・苦しみのど真ん中にいる時は、全く気付けませんでしたが、
そこから少しずつ前進し、1年、2年が経過した時に、
あの時の経験が、今活かされているという実感を体験しました。
経験した内容がどこかで必ず活かされるとするならば、心の傷も人生をデザインする一つの
要素なのかもしれません。
心の傷によってデザインされた人生は、その人自身を内面から強くし、
また新たな価値として彩られていくことでしょう…。
この経験には、必ず意味があり、どこかで活かされると捉えることができたら、
希望に繋がるのではないかと思いました。
さいごに、子どもが様々な経験から自分の色を見つけ出し、その都度すてきな
色が足されていきます。彩られた虹は、分度器の角度のように広がりをつけ、
未来に繋がっていく…
キラキラ輝く未来に生きる子ども達。
その世界は、どんなに素晴らしく、素敵なものでしょう。
そして、子どもに伴走する大人も、一緒に未来に向かっていくのです♪
児童養護施設の職員を経て、子どもの関わりにEQの領域が必須であることを実感。
現在、学童保育にEQプログラムを導入し、子ども達とワクワク感を体感中です。
すべての人が、 心から【だいじょうぶ】だと思える世界をつくりたいと願い、活動中です。