【日本人学校2年目】インター出身という「免罪符」が通用しなくなるプレッシャー

こんにちは!皆様、夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。
夏休みが明けて、我が家の子どもたちは日本人学校2年目に突入しました。
それまではアメリカ現地校、インターナショナルスクールと渡り歩き、日本人学校に切り替えて早一年が過ぎたのです。
一年前のあの朝を、今でも覚えています。心の中は確信と不安がぐちゃぐちゃに混ざり合っていて、それでも「大丈夫、大丈夫」と、自分にも子どもたちにも言い聞かせながら学校へ送り出しました。
1年目、私を支えていたのは「言葉」だった
「これまで日本の学校に通っていなかったんだから、できなくて当たり前」
「点数なんて気にしなくていい」
そう子どもたちに伝えながら、実は一番自分に言い聞かせていたのかもしれません。
どんな点数を持って帰ってきても、「こんなに取れたんだね!」「点数は気にしないで、ゆっくり進もうね」と言い続けました。
それは建前ではなく、心の底からそう思えていたからこそ、私自身の心にもちゃんと余裕がありました。
これはEQでいうところの「感情の自己調整」だったのだと、今振り返ると思います。不安を否定せずに認めながらも、それに飲み込まれず、子どもに安心を渡す言葉を選ぶ。1年目の私は、無意識のうちにそれができていたのかもしれません。
2年目、静かに忍び寄るプレッシャー
2年目に入って、その気持ちに少しずつ変化が出てきました。
あ、もう「うちはインターだったから」とは言えないんだ…
その前提は、もう通用しなくなっていくんだな…
という気持ちがどこからともなく沸き上がってきました。
まだ一年。されど一年。
もう周りの誰も、我が子たちを「インターから来た、日本の勉強がまだ追いついていない子」とは見てくれません。
スタートラインが違ったことを、いちいち説明できる時期は、もう終わったんだと感じたのです。
中学校になれば、学校は容赦なくなっていきます。
校内テスト、学力テスト、検定、進路…。そんな環境の中で、もし私自身までこのプレッシャーに飲み込まれてしまったら、それはただ子どもを追い詰めるだけだと、頭ではちゃんとわかっています。
でも「日本の教育を受けるのは初めてだから、できなくてもしょうがない」ではなく、
少しずつキャッチアップができている状態に近づいていかなければならないフェーズに入っていくんだなと、身が引き締まる思いがしたのです。
EQ視点で見る、”自分の感情”というシグナル
EQでは、感情を”悪いもの”として抑え込むのではなく、まず「気づくこと」を大切にします。私が感じているこの焦りやプレッシャーも、否定すべきものではなく、それを感じている自分に気づくことが第一歩。
その感情に気づいて観察してみると、脳が問いかけてくるのです。
「それは誰かからかけられたプレッシャーなの?」と。
そして大切なのは、その感情に気づいた上で、「では、この感情を子どもにそのまま渡すのか、それとも一度自分の中で整理してから渡すのか」を選べること。これこそが、EQでいう感情のセルフマネジメントであり、子育てにおいてはとても大きな分かれ道になる気がしています。
そしてもうひとつ、大切にしたいのが「自分自身への共感」です。私だってずっと手探りで、ずっと不安と付き合いながらここまで来ました。子どもに向ける優しさと同じだけの優しさを、自分にも向けていい。そう思えるかどうかで、日々の心の余裕は大きく変わってくる気がしています。
深呼吸して、もう一度見てあげたい
2年目、一度深呼吸して、もう一度ちゃんと見てあげたいと思います。
この子たちがどんな道のりを歩いてきたのか。
去年、どれだけ大変な思いをして、必死に頑張ってきたのか。
そして今、こうしてここにいるということ。
「これまで日本の学校に行っていなかったのだから、できなくて当たり前」
その言葉は、そろそろ封印していくステージ。
それでも、結果ではなく「昨日より、少しでもできるようになったこと」に目を向け続けること。
我が子が安心して挑戦できる家庭であること。
それだけは、これからもずっと守っていきたいなと思います。

香港、サンフランシスコ、シアトル、ハノイと引越しを重ねながら3人娘の子育てに奮闘中。
子育てのつまづきをきっかけにコーチングに出会い、さらに、子供たちと向き合う中でEQの大切さを確信。
現在、コーチングでより良い親子関係を!EQで子供たちの生きる力を!を目指して
Mother’s Journeyを運営し子育てについて深め合う場を作りながら、
自らも日々学びながら子育てを楽しんでいる。