感情を体感することが、人生を豊かにする理由

忙しいとは、心を亡くすという字の如く、最近の私は、自分の感情に鈍感になり過ぎていないか?
とブレーキがかかりました。
心に余白がなかったのです…。このような時は、思い切って立ち止まってみる。
セルフサイエンスにおける大切な根幹、感情を媒体とした自分との対話を行ってみました。
感情は、自分から自分への大切なメッセージ
私たちは毎日、さまざまな感情を抱きながら生きています。
嬉しい、楽しい、悲しい、悔しい、不安、安心、怒りなど。
どの感情にも意味があり、どれも私たちにとって必要なものです。
しかし、多くの場合、「こんなことを感じてはいけない」「早く気持ちを切り替えなければ」と、
感情を頭で処理しようとしてしまいます。
けれども、本来感情とは、良い・悪いで判断するものではなく、「今のあなたはこう感じていますよ」という、
自分自身からのメッセージです。
直近で感じた怒りと不安の感情から。
その奥には、「大切にされたかった」「理解してほしかった」「本当は悲しかった」という気持ちが隠れていることが分かりました。不安を感じた際に、「準備が足りないと思っている」「失いたくないものがある」という心の声が
存在していたようです。
自分で感情を否定してしまうと、そのメッセージは届かないままになります。
一方で、「私は今、悲しいんだな」「悔しかったんだな」と、その感情をそのまま体で感じてあげると、
心は少しずつ安心していきます。
感情は、押し込めるほど大きくなり、感じ切ることで少しずつ穏やかになっていくものです。
だからこそ、感情を体感することは、自分自身と深くつながる時間でもあるのです。
感情を体感すると、人生は少しずつ変わり始める
感情をしっかり味わえるようになると、人生にはさまざまな変化が生まれます。
まず、自分の本当の気持ちが分かるようになります。
「本当は無理をしていた。」
「本当はやりたくなかった。」
「本当は嬉しかった。」
そのような小さな本音に気づけるようになると、自分に優しい選択ができるようになります。
こうして、人との関係も変わっていくのでしょう。
自分の感情を理解できる人は、相手の感情にも自然と寄り添えるようになります。
「この人も今、不安なんだな。」
「きっと悲しかったんだろうな。」
そう考えられるようになると、責めるよりも理解する姿勢が育ち、人間関係が穏やかになっていきます。
さらに、感情を体感することは、自分自身への信頼にもつながります。
便利な時代だからこそ、自分の感情を感じる時間をもってみる
現代は、とても便利な時代になりました。
スマートフォンを開けば、知りたいことはすぐに調べられます。
退屈を感じる前に動画を見たり、音楽を聴いたり、SNSを眺めたりすることもできます。
その便利さは私たちの生活を豊かにしてくれました。
その一方で、「自分の感情を感じる時間」は少しずつ減っているのかもしれません。
静かな時間ができても、すぐに何かで埋めてしまう。
嫌な気持ちになったら、気を紛らわせる。
寂しさを感じたら、スマートフォンを開く。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
ただ、感情を感じる前に次の刺激へ向かうことが習慣になると、心からのメッセージを受け取る機会が少なくなってしまう可能性があることを思いました。
ですから、ほんの数分でも、自分の感情に意識を向ける時間を持つことが大切です。
以前、子どもたちと行っていたことを自分とのたいわで再開してみました。
★朝や夜に「今、私はどんな気持ちかな?」と自分に問いかけてみる。
★嬉しかったことを思い出して、その温かさを味わう。
★悲しい出来事があれば、「悲しいね」と自分に声をかけてあげる。
★深呼吸をしながら、胸やお腹の感覚に意識を向ける。
★ノートに感じたことを正解を求めずに書いてみる。
どれも特別なことではなく、大切なのは、感情を変えようとすることではなく、「感じていることを認める」ことです。
感情は、感じてもらえると安心し、やがて自然に流れていきます。
私たちは、つい外側の情報や答えを探してしまいます。
でも、本当に必要な答えは、自分の心の中にあることも少なくありません。
感情を体感することは、自分を知ること。自分を知ることは、自分を大切にすること。
そして、自分を大切にできる人は、周りの人も大切にできるようになります。
忙しい毎日の中だからこそ、ほんの少し立ち止まり、自分の心に耳を傾けてみる。
私たちが感じるすべての感情は、人生をより豊かに、より自分らしく生きるための、大切なメッセージであることを
改めて感じました。
嬉しいことも、悲しいことも、どんな感情が訪れても「私はちゃんと受け止められる」と感じられるように
なるからです。
人生では、思い通りにならない出来事もたくさんあります。
でも、出来事そのものを変えられなくても、自分の感情と向き合えることで、少しずつ前へ進む力を育てて
いかれます。
感情は私たちをチクッとさせる存在ではなく、人生をより自分らしく生きるための道しるべなのです。

児童養護施設の職員を経て、子どもの関わりにEQの領域が必須であることを実感。
現在、学童保育にEQプログラムを導入し、子ども達とワクワク感を体感中です。
すべての人が、 心から【だいじょうぶ】だと思える世界をつくりたいと願い、活動中です。