1. HOME
  2. ブログ
  3. 自分図鑑ファシリテーション リアルレポート

自分図鑑ファシリテーション リアルレポート

自分図鑑 DAIJOUBU EQ SEL EQ無料クラス

今回は、毎月第三金曜日の19時半から開催している【自分図鑑 powered by POP-UP FES】 についてコラムに掲載します。

【自分図鑑】は、世界最大級のEQプログラム『POP-UPフェスティバル』を、DAIJOUBUが2020年春より継続して毎月オンラインで無料で開催しています。POP-UPフェスティバルは、EQの力が子どもたちの未来を豊かにすると信じ、子どもたちの心と体の権利と健康を祈り始まりました。Six Seconds Globalとユニセフ世界こどもの日とのパートナーシップで、世界中のボランティアが英語のアクティビティを30を超える言語へ翻訳し、世界中の賛同する数百万人を超えるボランティアが子どもたちと子どもを取り巻く大人へ「初めてのEQ体験」を届けています。日本の皆さんに届けるべく、心を込めて活動してきたDAIJOUBUが2022年、日本国内での名称を改め『自分図鑑』として開催してまいりました。

開始して5年。毎月欠かさずオンラインでお届けしてきましたが、当初から継続的に参加してくれていた子ども達も成長し、現在2名の子どもが、届ける側の自分図鑑ファシリテーターとして、EQ体験を届けてくれています。
今回は、そのうち、親子ファシリテーターとして、いつも素敵な時間・空間を作ってくださっている、みほこさんが、どんな風に自分図鑑をすすめているか、そして、その中での気づきなどをレポートとして寄せてくださいましたのでご紹介します。


今回取り組んだPOP-UPアクティビティは、自分図鑑でもよく登場し、子ども達にも人気のアクティビティ「アレブリヘ」です。
夏休み下旬の開催だったこともあり、「のこりの夏のアレブリヘ」と題して開催しました。

チェックイン

時間のはじめに、ウォーミングアップとして「チェックイン」を実施します。毎回、色や絵などいろいろなものを使って最近の自分について語ってもらいますが、今回は、色も形も違う9つの帽子の絵を子ども自身が自発的に描きたいと言ったので、本人に描いてもらい、子どもが描いた絵を使って、参加者に最近の自分についてお話してもらいました。
職業を表す帽子・身分を表す帽子・活動を表す帽子が描かれており、それらを眺めて人の成長を感じたり、日頃の行動を振り返ったりしました。そのあとに、頭とハートが仲良くなるイメージをしながら、心を体を整えるために深い呼吸を3回します。DAIJOUBUでは、EQがどんなものかを子どもたちに伝える際、「心と頭を大親友にする」といった表現を使います。

アクティビティへの導入

まずは、アレブリヘの読み聞かせ(親子で読み聞かせ)をして、アレブリヘとはどういうものかを皆で共有しました。
アクティビティのテンプレートの動物一覧である、クジラ・ナマケモノ・タカ・カエル・ダチョウ・ウミガメの写真を見て、生きもの達の特徴(強み)について話し合ったあと、アレブリヘを描く為に、水や木の上にいるいきもの・羽があったり、甲羅がったりするいきもの・巨大ないきもの・動きがマイペースないきもの、などの写真を見て、それぞれの強みについて話し合いました。
また、今回のテーマ「のこりの夏のアレブリヘ」を描くために、”こどもの夏”から虫取りを連想したので、季節にあわせて様々な姿・個性を持つ虫達のイラストも追加してみました。
虫たちの強そうなパーツや生活、おしゃれな模様に気がついて、自分のアレブリヘを描くヒントにしました。

アクティビティ体験

それぞれが思い思いのアレブリヘを描き、皆で共有します。当初の<いきもの>だけでなく、参加者それぞれの好きな動物の強みも描かれました。(ウミガメ・うさぎ・ねこ・ライオン・きつね・なまけもの・熊・オオカミ・犬)また、昆虫の特徴(てんとう虫・カブトムシ・カミキリムシ)も描かれました。みなさんそれぞれに「自由・かわいい・かっこいい・たくましい・幸せ・守る・楽しい・軽い」などの感情を持った、個性的でカラフルで力強いアレブリヘが完成しました!

問いかけ

『このアレブリヘと一緒に何ができるか』
という問いを参加者の皆さんと一緒に考えました。大人の参加者は、自由・幸せ・自分の道について考える時間となり、これからの仕事や生活が今日作ったアレブリヘの持つ力がお守りとなりそうといった感想をいただきました。また、子どもの参加者は自身のアレブリヘから、気持ちを表す言葉を再確認して、楽しいこと・かわいいこと・リラックス・安心・素早く行動することを、アレブリヘと一緒にできそうだと考えることができました。

親子でのファシリテーション

今年から、小学6年生の娘と一緒にファシリテーターをしています。娘は自分図鑑が終わると、自身のファシリ参加の仕方に物足りなさを感じていて、子どもはもっと自分で進行をしたい様子。親も子も、満足いくようなファシリテーションをしたいと思っています。それには、日常会話でも会話での意識がカギなのではと感じています。
参加者のみなさんのお話をもっと1つ1つ丁寧に聴きたいですし、自身も参加者も飽きずに体験できるようにしたいです。
今回は工夫したことは、アクティビティで使う動物だけでなく、<虫>のイラストも加えてみたので、いつもとは違うアレブリヘになり、新たな気づきもあったように思います。また、毎回、ファシリテーションである自分達も、単に進行やガイドをするだけでなく、参加者と同じ目線で一緒にワークを楽しむことを大切にしています。今回も進行しながら親子共に皆さんと一緒にアレブリヘを描くことで、同じ時間を過ごしている共有感が感じられてとてもよかったと思いました。


みほこさん親子は毎回、好きな絵や自分達で描いた絵などを用いて、いろんなヒラメキや工夫をしたファシリテーションをされていて、毎回新たな気づきがあります。また、参加者一人ひとりにやさしく丁寧に向き合われるので、みほこさん親子からいただくコメントで、ハッとした気づきや、癒しをいただいています。親子ファシリとして、お子さんの「やってみたい!」という気持ちをとても大切に、それが叶うように親子で相談し、様々な工夫をしながら進められています。

POP-UPのアクティビティは、ホスト登録をしていただくことで利用できますが、ワークシートや進め方のガイドがあり、どなたでも開催できるようになっています。利用についての約束事はありますが、回を重ねるごとに、今度はこんな風にしてみたい!というヒラメキや気づき、工夫により、それぞれのファシリテーションらしさがでたり、工夫や問いにより同じアクティビティを何度やっても、新たな気づきや学びを得ることができます。最近、ありがたいことに初めて参加してくださる教育関係者や親子が増えており、また、自分でPOP-UPフェスティバルをやってみたいというお声もいただいておりますので、今回は、どんな風にすすめているのか、どんな風に工夫をしているのかなどを、実際にファシリテーションをされているみほこさんのレポートを通してお届けしました。


DAIJOUBUではこの自分図鑑 powered by Six Seconds POP-UP Festivalを無料で毎月1回開催しています!ご登録がまだの方はぜひこちらからお申し込みください。
*開催継続&数年に一度のリアルイベント開催のためのドネーションも受け取っています。子どもたちや親子が自分を研究して自分の図鑑を作るように参加できるこの取り組み、ぜひ応援お願いします!

関連記事

NEW articles

最新情報はこちらから