先生のためのEQ 〜 8月末まで、日本全国の先生を無料招待します

前回のコラムで、
DAIJOUBUでは大人が気軽に定期的に、ジムやヨガに通うような感覚で参加できるEQタイムを毎月開催しています。定期クラスと呼んでいる時間は、テーマについて自分を深く探求し科学する「大人のためのセルフサイエンスクラス」、テーマについて心理的安全な場で対話をする「DAIJOUBU tea time」、ファシリテーターがお題にした本の一部や解釈についてみんなで語る・読まずに参加してOKなブッククラブ「DAIJOUBU book club」の3種類です。(イベント情報はこちら)
*DAIJOUBUでは、子どもたちとかかわる大人のEQが子どもたちのだいじょうぶな世界のために肝心であること、昨今先生の休職が増加傾向にあるというニュースを受けて、8月末まで定期クラスに日本全国の先生を無料招待しています!登録はこちらから!登録後、8月末までの間定期クラスの案内が自動で届きます。ぜひ周囲の先生へお伝えください!
と案内しましたが、DAIJOUBUでは今年8月末まで、日本全国の先生を定期クラスに無料招待しています!

EQスコア世界最下位の日本の中で、どう子どもたちのEQを育むのか
米国に拠点を置く感情知能EQのグローバルネットワーク、Six Secondsが2018年に発表したState of Heart 2018によると、日本のEQスコアは次の国とかなり大きな差をつけて、最下位です。感情を活用して生きる:EQは、車の運転に似ています。車の車種があり、ドライバーの特徴があり、どちらにも状態があり、運転の仕方があり、、いろいろな要素がありますが、私たちは自分たちの特徴や状態をよく知る機会がない上に、世界に1人しかいないこの心・頭・体という自分を生きる方法を観察することも、振り返ることも、なかなかありません。
この、自分自身の特徴や状態をよく知る、自分だからこその生き方を検討することを、自分を科学する『セルフサイエンス』と呼び、これがEQを育む学びです。文化的な背景や社会的正義の背景からもEQはたくさんの影響を受けますが、日本ではあいにく公教育でこれまで明確に取り組まれていることがほぼなかったため、世界で最下位のEQスコアは「EQを知らないだけ」「自分を科学的なアプローチで知る機会がなかっただけ」とも言えるでしょう。EQが日本にやってきたのは2000年頃ですが、いまでもEQが低いのは、日本のEQが世界基準にアップデートされていない可能性もあるのではとも考えられます。世界のEQは、もっと社会と相互的な、カルチャーやコミュニティの風土の振り返りも要するような、自分一人を超えたEQに変化しています。
そんな社会で、子どもたちがどうやってEQを育めるというのでしょう?――—
世界のEQ検査のデータで、子ども程EQが高く、年を重ねるにつれて次第にEQが下がっていく傾向が分かっています。大人は子どもにEQを教える立場にない、というのがDAIJOUBUの考えです。ではどうするのか―――、大人が、自分たちのためにEQを学ぶこと。これが、もっとも子どもたちの成長を支えることにつながります。
またEQは心と頭のヨガのようで、意識を向けないでいるとカチコチに固まってしまいます。EQを育むことは筋トレに似ていて、少し意識を怠っていると、日頃から活動している私たちも少しなまってしまうところがあります。日常的に意識を向けつつ、定期的に自分を振りかえり自分を科学する時間を持つことがEQを育み、力を出したいときに存分に自分を走らせ、休む必要があるときにはしっかりと休ませてあげられる、安定した日々を送るうえでとても大切です。
EQを学んだら、自分がいかに無理をしていたかに気付いた
DAIJOUBUは2020年に活動を開始し、月会費を払うことで定期クラス参加し放題になるアレンジャーズネットワークという仕組みをすぐにスタートしました。アレンジャーズが定期的にEQに取り組むようになって2~3年経った頃に行ったアンケートで、EQと出会ってからの変化を尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
- 感情に振り回され疲れ果てた気持ちになる、というのが激減した!
- 自分を大切に(成果報酬やご褒美なしに…)するようになった
- 心地良くない感情が湧いてきても、落ち着いて対処して回復できるようになってきた
- 自分の感情を意識するようになり、付きまとっていた不安をあまり感じなくなった
- うまくいかない時の自分が楽
- 何かできないことがあっても、自分を責めるのではなく、自分らしさ、自分の一部として捉えられるようになってきた
- 感情に支配されたり溺れて失敗することが少なくなった。
- 仕事(特にマネジメントやカウンセリングの場面で)でとても役に立っている
- 以前あまり好きじゃなかった自分も、客観視したりその奥にある本当の感情に意識が向くようになったおかげで大切な自分の一部たと思えるようになった
- 自己肯定感が上がった
- それまでは出来事に「対処」していたが、EQに出会ってからは自分の気持ちを聴く、感じてから行動を意図をもって決断することができるようになった
- 感情を意識の中だけで考えるのではなく、科学的に理解したり客観的に認識できるようになり、今まで以上に楽な生き方ができるようになりました
- 周囲の人たち、家族に対しても対応の変化を感じられるようになった
- 自分はどうなりたいのか?どうしていくのか?と自分の人生を本当に自分で歩んでいく覚悟みたいなものが、本当の意味で出てきた
- 心地よくない感情を目的達成のために活かしてみることをチャレンジしている
- 我が子を含め、子どもへのアプローチが変化した、子育てが楽しい
- うまく使えてるかどうかは一生の課題ではあるが、意識をしつづけることで、自分を客観的に冷静にみられるようになった
- 就活をするときに、世間体や周りの目が一切気にならなかった。最初は面接をするとき相手に合わせようとして失敗することも多かったが、EQを学びはじめてからは自分を軸にできている感覚があって、面接も「自分を表現する場」として捉えられるようになり、楽しかった
- 自分の大切な価値観が認識できるようになってきた。それによって意図的な選択ができるようになった
- 心がしなやかになり、すごく楽になった
日本全国の先生に、EQを
DAIJOUBUも裕福な団体ではありませんが、すべての子どもたちに だいじょうぶ な世界をつくっていくために必要な取り組みだと思って、この8月まで先生無料招待を始めます。もしご賛同いただける方は寄付のご協力をいただけると幸いです。
EQ・セルフサイエンス・SELに関するご質問や、トレーニングのご相談があればいつでもお問い合わせください。
シンガーソングライター・EQエデュケーター
EQの力を心から信じるアメリカ在住の3児の母
現在アリゾナ州立大学 社会的正義と人権 修士卒業
感情知能EQと出会い、生きることがうんと快適になった経験から多くの人に、
特に子どもたちを取り巻く環境にEQを一秒でも早く届けたいと願い奔走している