執着さんと自由さん

まわりーです。最近のセルフサイエンス的・EQ的に気になっているトピックはもっぱら「執着」。
11月のセルフサイエンスクラスを担当して、『執着』をテーマにみなさんと探求して、いろんなことの不具合、息苦しさ、悔しさ、ねっとりした大きな感情出来事のまわりに「執着」があるのを発見したのです。発見したから執着をテーマに取り扱ったのでなく、どうしても気になって探求するためのワークをつくって、クラスをファシリテートして、みなさんと対話したおかげで(!)発見したのです。参加くださった皆さん、ありがとうございました!
このコラムでは、そのクラスで行ったワークを紹介しつつ、みなさんにもぜひ取り組んでもらえたらと思います。
✶直近のセルフサイエンスクラスお申し込みはこちら! ⇒ 🧠💛大人のためのセルフサイエンスクラス
あなたのこだわりは何ですか?
日ごろの生活の中で、どうしてもこだわっていることはありませんか?たとえばクラスで聞こえたのは・・
畳んだタオルやズボンの収納は山を外に見えるように、洗濯物を干すときの左右のバランス、折り紙は絶対にぴっちり折りたい、あと我が家では・・・この毛布じゃないと寝れないとか、家族でボードゲームをするときはポップコーンを食べる、ポップコーンがないならなんならやらないとか。笑
外からはなんで?!と思うところで、本人にとってはこうじゃないとなんか気持ち悪い、みたいなもの、意外とあるかもしれません。
執着さんを、描いてみる
今回土台にしたワークがこちら。紙を横長にして3等分に折り、左側に人型(ジンジャーブレッドマンとも)を書きます。この人は執着さん。この中に色や表情やなんでもかんでも描いて、執着さんってこんな感じ、という絵を描いていただきます。

それぞれに執着さんの絵を完成させた後、この執着さんの周りに『執着さんの言いそうなセリフ』を書いてもらいます。そのあとに対話のワークで、執着さんってどんな感じ?何を言いそう?執着しているとき・しすぎているとき、心と頭は体はどんな感じ?について話してもらいます。(おひとりでこのコラムを読みながら取り組む場合はこれらの質問の答えをメモしてみてください。
クラスでは:
執着さんの言いそうなセリフ:
なんで??、おかしいだろ!、は?、意味わかんない、許せない、~しなくちゃ、もっともっと
執着さんはつまりどんな感じ?:
カチコチ、こわばっている、歯を食いしばっている、相手に求めすぎている、心を閉ざしている、重い、ねっとりしている、壁でぴしゃっと受けいれないようにしている、分厚い・かたい壁がある、プライド、自分のことが嫌いなのか・・?
といった言葉が聞こえました。
執着とは―科学的・仏教的な観点:仏教では苦しみの根源・自由を奪うもの
執着について、いくつかの研究レポートを調べようとしたところ、仏教の解釈と出会いました。ほかに、心理学・神経科学・脳科学のそれぞれの分野から執着に関して研究がなされており、執着の定義をそれらを統合してまとめたものがこのスライドです。ほかに、脳科学的解釈で、手でこぶしを作ってそれを脳と表現する方法があり、執着はそのこぶしを強く強く握りしめているのと似ている、という表現もありました。

執着の三段階と、自由度
執着するほど自由が奪われる、という仏教の考え方を可視化してみました。今この瞬間に自分が持っているエネルギーというのは有限で、執着はつまり、その限りあるエネルギーを向けすぎている状態です。エネルギーをその対象に向けない、『自由さん』について考えてみましょう。

自由さんはどんな感じ?どんなセリフを言っていそう?
最初に人型で執着さんを描いた紙の一番右側を使って、次は自由さんを描いてみます。この自由さんはどんな顔をしていますか?どんな色で、どんな服を着ていて、どんなセリフを言いそうですか?クラスでは、
自由さんの言いそうなセリフ:
え?、へーそうなんだ~!、まあいっか、大変だったね、すごいね!、へー、大丈夫、楽しいー
自由さんはつまりどんな感じ?:
ジャッジしてない、自分を由(良し)としている(漢字の通り)、受け入れやすい、気にしてない、強い自信とか燃えたぎる情熱とも違う、軽い、風通しが良い
というのが聞こえました。
ちなみにですが・・・私の執着さんと自由さんはこんな感じでした!いろいろとメモも書いておりますが・・・。執着さんと自由さんの周りや間にあるメモは、ワークの内容のほかにたくさんのクラスの最中に学んだことや気付きが書いてあります。DAIJOUBUのクラスは自分が参加者のときもファシリテーターのときも、学びが立体的で、効果的に体感して学べます。ありがたいことです。

自分の中の執着に気付いて、自由の叡智を借りる
この混沌とした社会の中では、ややもすると完全な執着お化けにはなれてしまいそうな気がしますが、完全無欠の自由になるのはすごく難しいというか、そんなことできるんだろうか・・!と私には感じてしまいます。私がセルフサイエンスクラスをつくるとき、あるいはグローバル向けのEQクラスをつくるときも、いつも意識しているのは、多面的に見ることです。何か一つを悪者にしません。そのレンズで執着を見ると、本当は心の中に熱い炎、信念があるんだと思いました。それが、何かしらの影響で押しつぶされたり、窮屈になったり、息のしづらさだったりが積み重なって、やがて執着お化けになっていく。私の今回の学び・テイクアウェイは、自分のこだわり、あるいは執着を発見したら、自由さんなら何と言うか、自分の中の執着さんはなんと言っているか聞いてみたいな、と思ったことです。私は情熱エネルギーがきっと高めで、仕事も、ファイナンスも、子育ても、話し方も、ソーシャルジャスティスも、ある程度の(あるいはかなりの)こだわりがあります。それを、自由さんと一緒にほぐしてみる・・。
この日参加して一緒に探求してくださった皆さん、ありがとうございました!このコラムを読んでワークを試してくださった皆さん、もし発見できたことがあれば、ぜひお問い合わせフォームや私たちのメールレターへの返信の形で教えてくださいね。
DAIJOUBUでは今年もコツコツと定期クラスを開催して、日々の心と頭のヨガの時間を続けていきます。ぜひぜひ、みなさんのご参加をお待ちしています!>イベントカレンダーを確認
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします🎍
シンガーソングライター・EQエデュケーター
EQの力を心から信じるアメリカ在住の3児の母
現在アリゾナ州立大学 社会的正義と人権 修士卒業
感情知能EQと出会い、生きることがうんと快適になった経験から多くの人に、
特に子どもたちを取り巻く環境にEQを一秒でも早く届けたいと願い奔走している