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実はみんな、常日頃から小さな危機を乗り越えている

 先日、とある研修に参加させて頂いた機会がありました。その研修を経て、自分の中で思考したり周囲の方々と意見交換する中で、実は、小さな危機をみんな乗り越えてきているということ。そして、その事実を認知することがいわゆる自己効力感や自信というものに繋がると発見がありました。今回はそのことについて簡単に書いていきます。

今年を振り返ってみるとどれだけの危機を乗り越えましたか

 このコラムを読んでくださっている皆さんにここで少し振り返ってみて頂きたいのは、「今年、どれだけの危機を乗り越えてきたか?」ということです。危機というと大きな出来事をまず連想するかと思いますが、ここで言う危機はそれも含めてどんな小さな事でもいいです。

 例えば、「転勤や転職、昇進等々で慣れないことだらけだった」や「出張先で機材トラブル、または交通トラブルが起きた」「子どもの受験大変だったな…」等々・・・皆さんそれぞれで、案外色々な「危機」があったのではないでしょうか。または、先回りして、未然にその危機を防いでいたということもあるかもしれません。

 こうやって振り返って改めて考えてみると、「サラッと乗り越えて今に至るけど実は、小さいなんてことはなくて結構な危機だったな」・・・と再認識する出来事や「危機には至っていなかったけど、あの時事前にこれやってなかったらやばかったかも」と未然に防ぐことで実は、回避(乗り越えていた)といったことが案外あるのではないでしょうか。これまでの人生を振り返ると、さらに色んな危機や実はそれを乗り越えてきているという事実にも改めて気づくことができるかもしれません。

無意識に乗り越えてきていた危機を認識することが自信や自己効力感に繋がる

 「自信をもつにはどうしたらいいか?」「自己効力感を高めるにはどうしたらいいか?」こういったことは色んなところで聞くことであり、私自身も悩むことがあります。もしかしたら、日本人という国民性もあって「謙虚にいるべき」というマインドがどんどん大きくなっていって「自分はまだまだ」と言い聞かせ続けることで自信がもてないということもあるかもしれません。自分の成長のためにそのようなスタンスはもちろん大事という一方で、それが行き過ぎて「卑屈になる」というところは防がなければいけません。謙虚である一方で、自信や自己効力感をもつにはどうすればいいのでしょうか。

 その1つの解が私の中では、「乗り越えてきていた危機を認識すること」だと感じました。案外、一生懸命に走り抜けてきて、実は色んな危機を乗り越えてきたという捉え方をできていない出来事というのは、皆さんそれぞれあるのではないかと思っています。もし、本当に無いという場合は、恐らく先に手を打って実は未然に防いでいる(乗り越えている)のではないでしょうか。どんなに小さな危機であっても、それを乗り越えてきた、回避したということは事実です。改めて「よく考えてみたら、あの時、結構な危機だったよな…なんとか乗り越えてきたんだな」と捉えなおすことで、それは1つの自信となり自己効力感にも繋がらないでしょうか。

 私自身は、改めて振り返ってみた時に、その時は精一杯で全く意識はなかったですが今振り返ってみると色々な危機を乗り越えていたな…と感じることで、自信や自己効力感を感じることができました。

 危機を乗り越えていたという事実を認識することで、また危機が訪れそうな時でも「あの時はこうやって対応できたから大丈夫」などと見通しが自分の中でもてることで、それが自信や自己効力感に繋がっているのかもしれません。そして、これからもそういった事実を積み重ねて、少し立ち止まってその事実を危機を乗り越えたと認識することが大切なことだなと感じました。皆さんも是非とも、一度立ち止まって今までどんな危機を乗り越えてきたかを考えてみてください。

 

 

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