U-25のためのEQ

EQ for Students

先行きの見えない時代、
従来の正解が瞬く間にひっくり返るような世界にあって
いかに自分の人生を、自分で手綱を握って生きてゆけるか―――

自分が1人の自立した人として世界の一部になっていく
とても大切な学生世代(中学生~U25)のためのEQを、DAIJOUBUはサポートします

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米国スタンフォード大学やコロンビア大学で研究が進み
全米の多くの公立学校でもカリキュラムに取り入れられ
人生の満足度と心身のバランスを向上させることが判っている

感情知能EQ・セルフサイエンス(≒非認知能力)

ずっと、
いい子でいないといけない
空気を乱してはいけない
正しいことはいつもいいこと
みんな同じじゃないといけない
“普通”こうするもの
迷惑は絶対に掛けてはいけない―――

こんなことを、いつの間にか自分の中に携えて生きてきた人は、少なくないのでは?

  • 大学受験や就活になって初めて、何がやりたいのかわからないことに気が付いた
  • 自分の感情がよくわからない
  • いつも人の顔色を伺っていて、誰かが機嫌を損ねると自分のせいに感じる
  • 人とのコミュニケーションがうまくいかない
  • 自分の中に情熱が少ないように感じる、何がやりたいのかわからない
  • 大したことでないはずなのに、すぐに気分が落ち込んでしまい抜け出すのが難しい
  • なんだか生きづらさを感じる

これらはすべて学生から聞いた言葉です。DAIJOUBUの多くのメンバーがこの言葉たちに心から共感すると同時に、どうか若い世代の人たちには私たちが経験してきたような、理不尽で不可解な、わざわざ正当化する必要のない心身の苦労が少なくなったら、と願い、これから自立し社会人となっていく若い世代のみなさん向けのプログラムを始めました。

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感情知能EQとは、感情をコントロールするでも制御するでもなく、活用して生きていく力

EQは、自分の感情と思考と行動を1つにし、すべての自分にする力を持っています。
感情を、押し殺すでも、蓋をするでも、コントロールするでも、制御するでもなく、活用して生きていく力―――それがEQです。

DAIJOUBUで定期的にEQを学ぶメンバーに尋ねてみました。

学生のうち・できるだけ早いうちから
EQ
出会いたかった 

EQに出会って
以前よりも心が・生きるのが
楽になったと感じる

2022年4~5月の調査

感情はたしかに、時にとても難しく、時に痛みを伴うものです。ですが、自分自身を喜びや幸せで満たして包んでくれるのもまた感情です。難しい感情を毛嫌いして蓋をし見ないようにすると、すべての、消えないで欲しい感情も含めて、みんな麻痺してしまいます。感情知能EQとは、感情に対して意図的になって、活用して生きてく力のこと。感情の持つ素晴らしい特徴やエネルギーを知り、自分と周囲のためにつかって生きていくスキルのことです。誰でもその力は持っていて、知る・学ぶ・使おうとすることで伸ばすことのできる、学習可能なスキルです。

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米国コロンビア大学・スタンフォード大学など多くの著名大学で研究が進んでおり、欧米の多くの公教育の現場で取り入れられています

感情知能EQとはEmotional Intelligence (Quotient)のこと。英語で検索をすると数々の論文や研究結果を見つけることができます。日本語では感情知能や感情知性、心の知能指数と訳され、最近よく使われている言葉では「非認知能力(生きる力)」のことです。文科省が2020年教育指導要領の改訂に伴ってより一層重視されるようになった非認知能力を育むことに繋がるこのセルフサイエンス教育は、今日本でも様々な現場で注目されています。

非認知能力とは、数値で測れる能力とは異なる、人間だからこそ持つ能力を言い、協調性・目標達成力・やり抜く力・粘り強さ・自制心・人とうまく関わる力・感謝する心などにあたります。

DAIJOUBUでは、世界最大の感情知能EQのグローバルネットワークSix Seconds及びカリフォルニア州にある最先端のSEL1校シナプススクールのEQを取り入れておりますが、そこで重視されているのが、自己効力感・人生の満足度・目標達成力・質の良い人間関係・良好な健康であり、いずれもが非認知能力とリンクしています。

1SELとはSocial and Emotional Learning; 社会性と感情の学習のこと。欧米を中心に研究や教育現場への導入が進んでおり、日本でも民間を中心に広がりを見せています。

全米で最も歴史あるSELの組織であり、多数の事例やデータを持つCASELによると、SEL(EQを学ぶ学習)を導入することにより、クラスの雰囲気・姿勢が変わり、一人一人のストレスや鬱の取り扱いが上手になり、自分自身にも、クラスメートにも、学校全体にもより良い対応ができる(選べる)ようになることもわかっています。そして学力も11%向上したという研究結果もあります。

またコロンビア大学による研究では、SELを導入すると、一生涯の収入、心身の健康、犯罪などを鑑みた長期的なリターンが1ドルの投資に対して11ドル分のリターンがある、すなわちSEL・EQを学ぶ学習を導入することによる投資対効果は11倍に及ぶと明らかになっているのです。

そして、世界最大の感情知能EQのグローバルネットワーク・Six Secondsのデータが右図です。横軸がEQスコアを、縦軸がライフサクセススコアを示しています。

ライフサクセススコアとはすなわち、「ご自身が自分の人生を納得感を持って生きているか」という度合いと言えます。世界各国からおおよそ7万人のデータを元に算出されたこのグラフは、この自分の人生への納得度と、EQに高い相関があることをはっきりと表しており、EQを学ぶことは幸福度を向上させることに繋がると、世界ではビジネス・教育・子育て、様々なセクターで注目され導入されています。

欧米では早期より公教育に取り入れられている国・地域も多く、Emotional Intelligenceという言葉は広く浸透しています。

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EQスコア世界最下位の環境で、どうEQを育むのか

米国に拠点を置く感情知能EQのグローバルネットワーク、Six Secondsが2018年に発表したState of Heart 2018によると、日本のEQスコアは次の国とかなり大きな差をつけて、最下位です。

このグラフではWHOが発表したデータより健康指標をY軸としていますが、それもまた中央値以下です。これには、インフラとしての医療は整っているものの、メンタルヘルスケアへのアクセス、幸福度が著しく低いことが影響してこの位置となっています。円の色の濃さは「感情のナビゲート」というEQスキルの1つの発揮度合い、円の大きさは自身の人生の満足度を測ったスコアの中で特に自身の健康に関する自己評価を表していますが、いずれも値が小さいことがわかります。

感情を活用して生きる=EQは、車の運転に似ています。車と運転者の特徴があり、状態があり、運転の仕方がありますが、私たちは自分たちの特徴や状態をよく知る機会がない上に、世界に1人しかいないこの心・頭・体という自分を生きる方法を振り返ることもなかなかありません。

この、自分自身の特徴や状態をよく知る、自分だからこその生き方を検討することを、自分を科学する『セルフサイエンス』と呼び、これがEQを育む学びです。文化的な背景や社会的正義の背景からもEQはたくさんの影響を受けますが、日本ではあいにく公教育でこれまで明確に取り組まれていることがほぼなかったため、世界で最下位のEQスコアは「EQを知らないだけ」「自分を科学的なアプローチで知る機会がなかっただけ」とも言えるでしょう。

またEQは心と頭のヨガのようで、意識を向けないでいるとカチコチに固まってしまいます。EQを育むことは筋トレに似ていて、少し意識を怠っていると、日頃から活動している私たちも少しなまってしまうところがあります。日常的に意識を向けつつ、定期的に自分を振りかえり自分を科学する時間を持つことがEQを育み、力を出したいときに存分に自分を走らせ、休む必要があるときにはしっかりと休ませてあげられる、安定した日々を送るうえでとても大切です

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EQを学ぶと、心がうんと楽になる

EQを定期的に学ぶメンバーより、EQと出会ってからの変化を尋ねました。

  1. 感情に振り回され疲れ果てた気持ちになる、というのが激減した!
  2. 自分を大切に(成果報酬やご褒美なしに…)するようになった
  3. 心地良くない感情が湧いてきても、落ち着いて対処して回復できるようになってきた
  4. 自分の感情を意識するようになり、付きまとっていた不安をあまり感じなくなった
  5. うまくいかない時の自分が楽
  6. 何かできないことがあっても、自分を責めるのではなく、自分らしさ、自分の一部として捉えられるようになってきた
  7. 感情に支配されたり溺れて失敗することが少なくなった。仕事(特にマネジメントやカウンセリングの場面で)でとても役に立っている
  8. 以前あまり好きじゃなかった自分も、客観視したりその奥にある本当の感情に意識が向くようになったおかげで大切な自分の一部たと思えるようになった、自己肯定感が上がった
  9. それまでは出来事に「対処」していたが、EQに出会ってからは自分の気持ちを聴く、感じてから行動を意図をもって決断することができるようになった
  10. 感情を意識の中だけで考えるのではなく、科学的に理解したり客観的に認識できるようになり、今まで以上に楽な生き方ができるようになりました
  11. 周囲の人たち、家族に対しても対応の変化を感じられるようになった
  12. 自分はどうなりたいのか?どうしていくのか?と自分の人生を本当に自分で歩んでいく覚悟みたいなものが、本当の意味で出てきた
  13. 心地よくない感情を目的達成のために活かしてみることをチャレンジしている
  14. 我が子を含め、子どもへのアプローチが変化した、子育てが楽しい
  15. うまく使えてるかどうかは一生の課題ではあるが、意識をしつづけることで、自分を客観的に冷静にみられるようになった
  16. 就活をするときに、世間体や周りの目が一切気にならなかった。最初は面接をするとき相手に合わせようとして失敗することも多かったが、EQを学びはじめてからは自分を軸にできている感覚があって、面接も「自分を表現する場」として捉えられるようになり、楽しかった
  17. 自分の大切な価値観が認識できるようになってきた。それによって意図的な選択ができるようになった
  18. 心がしなやかになり、すごく楽になった

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周囲と比較することが多くなる時期に、もっと自分らしく、自分のままで楽しく幸せに生きるヒントを!

EQを学ぶほぼすべての人が、もっと早くにEQに出会いたかったと言います。
もし自分自身が学生時代にEQを知っていたらどんなベネフィットがあったと思うか、尋ねました。

  • 周囲と比較することも多くなる時期に、自分の感情、そして自分自身を大切にすることを学ぶことで、落ち着いた穏やかな日々を過ごせそう
  • EQの土台の上で自分の将来を考えられると、より早くから自分らしい人生を歩き出せる!大人になってから出来上がった思考回路を変えるのは大変だし時間もかかる…
  • 自分自身の考え方、捉え方に影響を与えることができたのではないかと考えます
  • 友人との関係、相手を理解する気持ち、それによって辛い事象に直面した時の対応の仕方や考えも楽になったと思います
  • いじめや不登校などの友人などに対しての捉え方、自分自身がそのようになってしまった場合の生き方にも影響を与えられるのでは
  • 自分を大切にできたはず、これにより他者理解も深められたと思う
  • 今以上に、未来に対し可能性と希望がもてた
  • 自分の強みや大切な価値観を認識できて、自分の事を好きになれる
  • うまくいかないとすぐに感情的になってしまって、友人や後輩との衝突が多かったり、そのあと自己嫌悪に陥ることが多かったので、もっとうまく人とコミュニケーションとれていたのではないかと思う
  • 大学や就職などの進路選択の際、もう少し自分の気持ちや自分のしたいことに耳を傾けたり大切にしていればよかったかもと思うことが未だにある
  • 【こうでなければならない】の枠組みを自分で設けずに、もっと自由に開放され、視野が広がっていたと思う

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EQを磨く3つの方法

EQはIQと異なり、生まれつき決まったものではありません。磨いて伸ばすことができます。脳があれば感情があり、感情は24時間自分といっしょにあるため、EQは意識さえ向ければいつでも磨くことができるのです。一人でできることも多数存在しますが、行き詰って難しく考えてしまいがちなことも―――。
多数ある方法の中から、すぐに始められる3つのEQを磨く方法をご紹介します。

❶ まずは本を読む

EQはやはりアメリカで研究が進んでいるため日本語書籍では少ないこともありますが、DAIJOUBUでEQを学んでいるメンバーよりEQという言葉が使われていないものも含めた、EQが学べるオススメ書籍をご紹介しています。ぜひご参考にされてください。

❷ クラスに参加する

EQは自分をテーマにした学びですが、安心・安全な場で他者といっしょに取り組むと、新しい視点を得たりものの見方の選択肢を増やすことができ、より自己理解が深まります。英語・中国語・スペイン語などの言語では、Six SecondsのEQ Cafeがオススメです。日本語では、私たちDAIJOUBUが月に数回、様々なテーマでクラスを開催しているプログラムがオススメ。学生は半額、あるいは月会費500円で参加し放題になるプランもあります。またDAIJOUBUのインターンシップに参加すると、本質的なEQを学びながら広げていく活動の運営にかかわることができ、認定コースを除く多くのクラスに無料で参加いただけます。認定資格取得後はご自身でクラスを担当いただくことも可能です。

❸ EQを体系的に学び、磨きながら資格を取得する

英語・中国語・スペイン語などの言語では、Six SecondsのEQ Practitionerという資格がオススメです。世界中から集まるコーチや研修講師、コンサルタントといった方々と共に学びます。日本語では、DAIJOUBUセルフサイエンスエデュケーターをオススメしています。脳の変容は3カ月という脳科学のセオリーに則り10週間+最終課題を設け、約3か月~5か月集中的にセルフサイエンスに取り組みます。EQがわかる・つかえるようになる、とっておきの資格コースです。

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DAIJOUBUは、すべての子どもたちに だいじょうぶ な世界を というミッションの元、
教育者・キャリアコンサルタント・演劇家・起業家・音楽家といった各領域のプロフェッショナルであり
感情知能EQ・セルフサイエンス・SELの実践家が創設したプラットフォームです。

すべての子どもたちに だいじょうぶ な世界をというミッションで
非認知能力・EQを磨くための、子ども向け・大人向け・学生向けの
セルフサイエンスプログラムを開講しています。


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