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EQを学んだら見えてきたこと

DAIJOUBUセルフサイエンスエデュケーター認定コースを受講した ちよ さんによるコース体験談をご紹介します。
そのほかの受講者の体験談はこちら

DSSEに参加する以前は「感情」について、自分で向き合うのは難しいと感じていました。人が感情的であることへ嫌悪のようなものがあり、感情を上手く抑えることに大きなエネルギーを使わなければなりませんでした。いわゆる、感情のコントロールに陥っていたかも知れません。そう考えると、感情をコントロールできなかったときの何とも言えない気持ちも理解できる。それは敗北感に近いものでした。
DAIJOUBUでは、感情について学べるらしいとわかり興味を持ちました。感情をいかにコントロールするかというものではなく、セルフサイエンスであるということが参加への決め手になりました。感情が不用意に揺さぶられたり、乱れたりするものではなく、学べるものだという点に期待がもてた。こちらの講座で、感情について向き合うヒントが得られれば、と思い参加しました。

感情は味方だった

DSSEがスタートし、すぐに感情が自分のために働いていることを知りました。感情を通して自分自身(心と頭)と親友になれる。大きな夢も小さな夢も叶える力を得て行ける。これまでの、感情を抑えようと必死だった自分が、どれだけブレーキをかけながら、アクセルを踏むような無理な生き方をしていたのか…とも思いました。自分の人生の手綱をつかむなど、ほど遠く、考えもしたことがなかった。ですが、講座の続きを聞いてみたい、自分自身に変化があるかも知れないと感じました。ギリギリの申し込みに応じていただき、遅れて参加、初回は一対一のセッションでした。DSSE5期のメンバーに追いついて2回目の講座に参加するようになり、あとに続くセッションがさらに楽しみになりました。

自分に響いたこと

講座が進んでいく中で、心に残ったいくつかのことがあります。DSSEではWhyの問いが多いのですが、2回目のセッションでWhyは、自分に対してはいい質問だと話されていました。日頃、Whyは人に対しては強すぎる場合があると感じていました。そのためWhyの扱いには慎重だったと思います。自分に対するWhyが、固まった考えや狭くなった視野から一歩抜け出すための問いになると気づきました。Whyが向くべき方向をとらえ直すことができたと感じます。感情はどんなときも常にあるという話しの中で、感情が動いたことを人間は記憶していて、その解釈は周りの条件や状況によって変化することを学びました。私は長年、感情との向き合い方がわかりませんでした。感情が動いたときを、いつまでも覚えていることに、やや疲れのようなものを感じていました。だけど、それは本来的に、自分を守るために備わったものであり、その感情も問いに変えて行くことで自分の可能性を広げて行けるとわかり嬉しい気持ちになりました。自分に聴いて行く、この作業を忘れずに取り入れる必要性を感じました。

想定外の変化にともなって、自分の変化もやって来た

セッションが進むにつれて、自分にも変化があらわれてきました。想定外の出来事やそれにともなう感情の揺れを、自覚的にとらえて対処するようになってきました。特に不安や怒りに対して、「今、感情が動いたんだな。それで自分はどう感じているのか?そしてどうありたいのか?」と感情をキャッチして、問いに変える作業をしています。私の感情は、私のために働いていると理解し、自分の選択へ広げて行こうと考えるようになってきています。

この方法があったのか!コミュニケーションの質が変わる

このコースを通して、相手を尊重し(相手の考えを)自分の主観でセレブレイトすることを知りました。このやり方なら、安心して人の考えに関わることができ、影響を与え合うことができる。ふり返ると、余計なことを言いたくないばっかりに、黙る選択をしがちでした。それでは何の変化も起きないし、起こせない。もう一つは、発言の時間は等しく分け合うこと。大きい声だけでなく、小さい声も安心して届けることができるように、時間は分け合う。そして与えられた時間は余さずに使う。これらの考え方やアクションによって、どんなに小さな関わりの中でもお互いにポジティブチェンジが起こせる可能性を感じて気に入っています。

本質に迫るほどつかみどころがわからなくなる、だから考え続ける

セルフサイエンス・EQを理解したと言い切るのは難しいです。全10回のセッションを終えて、つかみ切れなかった思いは大きいままだからです。けれど、今は自分の感情を肯定的に受け入れられる。自分を掘り下げる問いや方法を知っている。現状を把握し、情報を集めるためのWhat、そもそもの目的地に向かうためのWhy、その間をどう繋げて行くかを考えるHow、これらの問いを用いて、自分に起こる感情をパワーに変えて行くことができると感じています。

腑に落ちた、使って行ける!

感情を自覚することで得るベネフィットのひとつに、創造的な問題解決があります。「これしかない、ではなく」という解決へのたどり方を、このコースで学習し、確信できたことは有意義でした。解決のために、何かを押し付けたり、押し付けられるのではなく、選択肢を探索することとそのプロセスが重要だと考えられるようになりました。

これまでのやり方がしっくりこないすべての方へ

このコースは、ずっとがんばってきた方、そしてがんばりたいのにがんばり切れない方にもおすすめしたいです。努力しているのに、なんだかうまく行かなない、うまく行っても疲弊しやすい、あきらめることがいつもの状態になっている、そんな方々に。自分の味方である、自分の感情との向き合い方が身についたら、見える世界、感じる世界が変化してくるかもしれません。


今月26日、年に2回の特別クラスを開催します。
世界のEQ・SELの現場から 感情を”聴く”5つのポイント』というテーマで、米国ヌエバスクールよりSELスペシャリストのKeiko Sato先生をお招きします。これからセルフサイエンスやEQ、SELについて学ぼうとしている方、ぜひこの時間を活用して、自分の中から聴こえてくる言葉・周りの参加者から聴こえる言葉といっしょに学ぶ空間に、ご参加いただけたらと思います。
皆様のご参加お待ちしております!

EQ for Teachers

DAIJOUBUに参加するメンバーの多くが教育に携わっています。先生たちの想いや葛藤がわかるからこそ、先生たちを支えたい。

2025年8月末まで、日本全国の公立・私立の幼保および小中高校で働く先生たちを、定期クラスに無料招待します

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